今年も卒業式シーズンを迎えて各地で卒業式が行われているが、地元の中学校の卒業式に招かれて参列してきました。
春の雨がそぼ降る一日だったが、晴れの門出を祝って厳しい寒さも和らいだ暖かい一日となっていた。
式場に入ると、あの顔この顔といつも顔を合わせていた知り合いの顔が多く見られ、この前入学したばかりだったのでは?と思っていたが、あっと言う間の3年間だったように思えていた。
しかし、どの顔にも緊張した面持ちが表れており、いつもの笑顔ではなかったようでしたね。
今年の卒業生は、3.11東日本大震災の直後に入学しており、被災地の学校とも縁があって交流を続けていたそうで、学園生活にも特別の想いがあった3年間だったようです。
173名の卒業生が、一人一人学校長から卒業証書を受け取り、体育祭や合唱音楽祭、部活動など3年間に想いを馳せていたようでした。
学校長の言葉や来賓の挨拶を聞きながら、新しい未来に向けて頷いていたが、夢と希望を抱きながら限りない人生に向けて新しい一歩を踏み出して欲しいものです。
在校生からの送る言葉を聞いている卒業生を見ていると、あちこちからすすり泣く声も聞こえており、感極まった表情がありましたね。
この思いを抱きつつ新しい未来へ旅立って欲しい。
定番の「旅たちの日に」で送られて、「この広い大空に 夢を託して・・」 羽ばたいて欲しいと願っていた・・・・
卒業生の別れの言葉では、全員がステージに整列して在校生や教員、保護者、来賓と向かい合う対面式が今年初めて卒業生の発案で採用されたそうで、3年間の生活を想い出しながら、別れの歌「証(あかし)」を頷きながら歌う姿が印象に残っていた。
「流れ出す涙 拭う涙 君はもう見えない・・・」 と、唄いながら涙を見せており、こちらももらい泣きでした・・
会場には、関係機関や卒業生などから多くの祝福メッセージが掲示されており、その期待の大きさを感じていました。
式が終わってから控室に戻っての話題に、最近は「仰げば尊し」や「蛍の光」が卒業式で聞かれなくなって久しいと懐かしむ声もあったが、最近は詩の意味が理解できないようで感動も湧いてこないのでは?と寂しさを覚えますね。
「わが師の恩」が「和菓子の餡」と誤解されるのでは?と、大笑いでした
学校の中庭には、クロッカスが花開き春の訪れを告げているようです。
学校前の梅園の白梅も凛とした姿で咲き誇り門出を祝っていました。
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