称名寺園内でのスケッチの合間に、裏山の「称名寺市民の森」をジョグ&ウオークで散策してみました。
市民の森は、大イチョウの先の登山道を登り称名寺の裏山をぐるりと回る散策道があり短いながら中々見どころ多いお散歩コースです。
急階段の登山道を登るとまもなく観音広場があり、百観音と言われる石仏群が鎮座しており、どれも石の角柱から彫り出した素晴らしいものでした。
その先には、赤子を抱いた慈母観音像がありますが、実に穏やかな顔をしています・・・
登山道の観音通りのジグザク急坂を登って金沢山(きんたくさん)山頂76Mの八角堂広場に到着。
広場には、小さな石の祠が鎮座していました。
その横には、八角堂があり観音様が祀られているとも言われていますが、今は何もない東屋のようになっていました。
広場からの展望も八景島から横須賀基地などを一望する素晴らしい展望が開けていました。
八角堂からは、細かいアップダウンが続きますが、快適な森林ハイキングコースとなっており、この日は、唯一人のハイカーと行き交うのみでした。
まもなく北条実時墓所に到着。北条一門の墓が並んでいました。
市民の森から池の端へ戻り、金沢文庫へ向かうと、残念ながらこの日はお休みでした。
文庫側の山際には、北条顕時・貞顕の墓所があり、多くの五輪塔が並んでいましたが、個別には誰のものかは確認できませんでした。
墓所の近くには、金沢文庫へ通じる「中世のトンネル」があり、現在は通行禁止となっていますが、金沢文庫と称名寺を繋ぐ貴重な遺跡となっていました。
帰路に山門を出ると、素晴らしい石塔群があり、中でも三猿や青面金剛の庚申塔などが目を惹きました。由来は残念ながら判りませんでした。
寒い一日のスケッチの合間に市民の森を散策を楽しんだ一日でした。
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