「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「平均年俸」

2008年05月08日 | スポーツ・観戦
日本プロ野球選手会が、外国人選手を除く今シーズンの平均年俸を発表した。
各チーム60~63人の選手を抱え、チーム別の合計年俸・平均年俸・1軍選手の平均年俸などの詳細で興味深い。
我が愛する広島カープは、成績もふるわないが選手の年俸でも、昨年最下位であった楽天に追い越され12球団中最下位となってしまった。
お札が縫い込められたようなユニホームを着た高給取りチームと、汗と泥にまみれたユニホームの年俸最少チームが闘うプロ野球に、面白さと味気なさを感じながら、今なお野球ファンを辞められない自分を不思議に思うことがある。
観客動員の多い人気球団と、人気はあるのに人口密度の差などで観客動員数が少ないため、収入に見合った年俸しか払えない地方球団との格差をほったらかしにしているプロ野球が、このままの状態で本当に子供達の夢やあこがれの対象として君臨し続けられるのか、と勝手な心配をすることが、プロ野球を見放せない理由なのかも知れない。
今年もカープの柱とみなされていた選手が、よその球団でお札のユニホームを着て活躍している。逆に言えば、1番目の高給取りがアメリカへ、3番目の高給取りが他球団へ移籍したお陰で、年俸総額が減ったことが最下位の大きな理由ではある。
ちなみに選手一人の平均年俸は、巨人:5510万円、阪神:5277万円、対する広島は1948万円。飽食が勝つのか、ハングリーが勝つのか?
ボクシングと違って野球は飽食であっても高給取りを揃えられる球団が有利となる。負け惜しみではないが、今首位を走っているチームの3・4番打者は広島カープ子飼いの選手である。プロ野球をビジネスの面だけでトラえるのではなく、男気を示してカープを一度優勝させるために戻ってきてみてはどうだろう。
所詮、実らぬコイ未練か。
お札をばらまいて他球団の看板選手を引き抜く醜さだけでもなんとかならないかなー……。
       (写真:5月8日 中国新聞スポーツ面切り抜き)

コメント (2)
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