「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

旬の味にもご用心!

2008年05月17日 | 季節の移ろい・出来事
目に青葉、山ほとぎす、初鰹 と言われるように、木の芽(山椒)が吹き出すこの時季は、海の幸・山の幸、まさしく旬の味オンパレードで嬉しい。

旬のメバルが2尾、ほどよい醤油味で煮付けられ、木の芽の香りと共に夕餉の食卓に乗せられた。

上戸でもない、まるで下戸でもない夫婦が、日本酒の陶器樽を挟んで差し向かい。メバルをつつきながらの、年に数回しかない晩酌とやらを楽しんでいた。少しお酒も回ったころ、お箸がメバルのお腹あたりに行った、何やら糸状のものがお箸に絡む。ンン? ゆっくり開いてみたら、何と何と、2尾が2尾とも大きな釣り針を飲み込んだまま煮付けられていたのである。

釣り上げた時点で釣り針を完全に飲み込んでいたので、針を外す手間を惜しんだ漁師さんが、針を飲み込ませたまま糸を切ってそのまま出荷したのに違いない。

普段はお腹を開いてきれいにさばかれたお魚を買う。が、旬の味を楽しむメバルなどは包丁の入っていない状態で買うのが普通であろう。
へたをすると、メバルを餌に人間が釣り上げられるところであった。

今を盛りのきれいなバラにはトゲがあると言うが、季節を味わう旬の食材にもこんな危険が潜んでいるとはねー。
今の世の中を象徴するように、何でもありの恐ろしさを改めて思い知った。これが目に見える釣り針だからよかったようなものの、目に見えない薬品でも塗られていたら、ブログアップなど呑気なことはしていられなかっただろう。クワバラ・くわばら…… まさしく「旬の味にもご用心」のお粗末!!
     (写真:2尾のお腹から出てきた釣り針)
コメント (2)
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