「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「こどもの日」

2008年05月05日 | 家族・孫話
♪柱のキズはおととしの5月5日の背くらべ・・・♪
この頃はほとんど歌われなくなった小学唱歌。年に一度思い出して口ずさんでみると、やはり深い味わいがあってフッと気持ちを和ませてくれる。
長女を授かり、2年8ヶ月後長男が生まれた。幸い一男一女、女の子育て・男の子育てそれぞれの楽しさと難しさを経験させてもらった。
30数年を経た今、それぞれが家庭を持ち、なんとか落ち着いたかに見える。
内実は決してそうばかりでもない。まだまだ二人とも親の手助けを必要としているな…と思うことはいっぱいある。が、それは飽くまでも手助けであって、へたに助言・提言などしてはならないことを肝に銘じている。大きな大きな手助けの合間にホンの少し親の意見を挟むのがちょうどいいようである。
小さいときからミニカーにあこがれて育った長男は就職と同時にカーマニアとなり、あれよあれよという間にカーキチになってしまった。
親の心配を尻目に、本格的レーサー仕様のエンジン搭載。タイヤもプラグも内装ガードも全てが1000分の1秒を競うスピード対応車にグレードアップ。
県内唯一のサーキットに出かけては、レース結果に一喜一憂。こちらは、朝家を出てから無事に帰った顔を見るまで一日憂鬱。
「いい加減に辞めたらどうか…」と喉まで出かかっても言葉にはならない。会社勤めの合間に趣味として楽しんでいるんじゃないか、それに私などの時代では考えられない一つの青春を謳歌しているものを、無理に辞めさせるのもねー…と引いてしまう。
やがて恋が芽生え、我々始め周囲の人の苦言がボディーブローとして効いてきたのか、ついにカーレースと決別の日を迎えた。やれ嬉しや!
今度は、結婚して数年を過ごしたが孫の顔を見せてくれない。そっちの方もかなり気にはなるが、これこそタブーと思って口チャック。
幾つになっても親にとって子供は子供、いつになったら気がかりの対象でなくなるのやら。100歳を迎えた母が、60を過ぎた私たち夫婦の在り方をさぞかし心配しているのだろうな。世の中順送りか……。子供の日の今日、ふとそんなことが頭をよぎった。
    (写真:セガレ自慢のレース仕様のRXー7)
コメント
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