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朝の寝ぼけ頭をシャンとさせるお味噌汁。なくてはならないのが、きざみねぎ。
冷蔵庫の引き出しを開ければ、いつでも使えるように容器に入ったきざみねぎが保存されている。店頭には年がら年中新鮮な姿で並び、重宝されている。
我が家の畑に出来る正真正銘路地ものねぎは、今や旬を過ぎて子孫を残すことに懸命である。
ねぎは ある程度大きくなってから、秋冬の気温が低く、日が短い時期にあうと花芽をつくりはじめる。
そして、春を迎え、気温が上昇し日が長くなってくると、花芽がグングン伸び外に姿を現す。
これがいわゆる「ねぎ坊主」といわれている。実態はねぎの花の集合体である。
ひとつの花房で約250~400の花の集まりになっており、花はその後、種になって地上に新たな命を育んでいく。
残念ながら、坊主の出たねぎは、茎が固く空洞になっており、きすくて食用には向かなくなる。
やはり野菜などは、旬の美味しい時期にしっかり味わっておくのがいい。
生きている限り旬が続くのは人間様だけかも。
ただ、このスカスカで美味しくないねぎ坊主の花も、ミツバチさんにとっては、必死の蜜集め対象となっているようだ。
ゆっくり眺めていたら、一つの坊主から5分は蜜を吸い取っていた。
やっぱり世の中様々だ。だから面白い。