「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「愛鳥週間」

2010年05月10日 | 趣味・・エッセイ
今日から愛鳥週間。
窓の向こうに見えるアオサギの集団も、それぞれのカップルが住まいを完成させ、産卵に余念がないことだろう。

雄が巣材を集め、雌が樹上に木の枝を組み合わせた皿状の巣を作る。
これは2月半ばにやってきた頃から盛んに、木ぎれや枯れ枝を運ぶ姿を見ている。
同じ巣を使いつづける性質を持っているらしく、ひと組だけは、昨年の巣をそのまま使っている。
他の3組は新たに巣を架けた。目下4つの巣が築かれている。

           
          2月下旬撮影         5月初め撮影

日本では4・5月に1回、3~5個の卵を産むという。
雌雄交代で卵を抱き、交替で狩りもする。卵を抱く期間はおよそ4週間。
子育ても雌雄共同で行い、雛は孵化してから50~55日で巣立つのだそうだ。
昨年の雛が、7月上旬に巣立ったのを確認したのは間違いのない事実であった。
そして、生後2年で性成熟し、新たなつがいを形成する。
           

2月下旬、まだ枯れ木同然のヒョロヒョロっと伸びた木の昨年の巣にひと組。
ちょっと離れた同じく枯れ木に、もうひと組が新たな巣を架けた。
今では、萌えるような新緑に覆われ、巣全体が隠れてしまいそうな勢いだ。
他の二組も間違いなく緑に囲まれ、やがて覆われそうになっている。

雛がかえて食欲旺盛になる頃には、この茂みが日陰を作って幼い命を守っていくのだろう。
自然界に生きる習性とはいえ、子を守る親の知恵は見上げたものである。

相も変わらず、わが子を虐待して人生を棒に振る、人間の若いカップルに見習わせたい光景である。
コメント (8)
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