「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「火渡り」

2010年05月08日 | 季節の移ろい・出来事
五月晴れを絵に描いたような、新緑爽やか抜けるような青空のもと、地元にあるお薬師様で春の大祭が行われた。

普段は小難しいことを語り合う仲間数人で参拝した。
薬師如来は、仏界の東方を治める。医薬を司り、人々の病気を治し、安楽を与えると言われる。
無病息災・健康増進・家内安全・大願成就などなど多くを欲張って護摩木に名前を書いて奉納。

頭にと金を頂いた山伏姿の修験僧が、ホラ貝を吹き鳴らす中、うやうやしく大祭儀式が進む。
             
             
             
そしていよいよクライマックスが近づく。
柴燈護摩(さいとうごま)と言われるヒノキの葉などを積んだ護摩壇に点火。
濛々たる白い煙が立ち上る。続いて紅蓮の炎が皐月の空を焦がす勢いで燃えさかる。
参拝者の奉納した護摩木が投げ込まれ厄落としの読経が続く。

いよいよ火渡り。
護摩壇や護摩木の残り火の上を、山伏たちが気合を入れながら素足で渡る。
続いて、修験者から身体全体に無病息災の念力を込められ背中を押された参拝者が、読経・合掌に見守られる中、素足で火渡りをする。

初めての体験。吾輩も言われるまま素足で、諸々をお祈りしながら火渡りをした。
意外に暑さを感じなかった。感覚が鈍っているとは思わないから、ひょっとしたら火渡りの効能が身体の中に浸透したのだろうと思うことにした。
             
信ずれば通じる・・。ここは一番、自分に暗示をかけて、明日からの無病息災を期待しよう。
気持ちが軽くなるいい体験をした五月晴れの一日となった。。
コメント (8)
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