小さな鉢植えのピラカンサス。和名をトキワサンザシ・タチバナモドキと呼ぶ二種類がある。
秋に真っ赤な実を付けるトキワサンザシが一般的だと言われている。
今年も真っ白いかれんな花を身体一杯に咲かせた。
ほんの束の間、花の命を楽しんだが、五月雨という名の割には一日中降り続いた大雨のせいで、一気に終わりを迎えた。真っ白は茶色に、根っこには咲き誇った花びらがたまっている。
まさに「花の命・・・」ホンの短い間だった。
その代わり、これから秋に向けて花の一つ一つが確実に実を結ぶ準備に入る。
花は花の時期を心得、遅れないよう花弁を落とすことによって、実の生長を促す。
これまた自然の摂理ということなのだろう。出来れば、雨や風で無理矢理散らすことなく、その花の持つ寿命は全うさせてやりたいといつも思う。
花の命は・・とくれば、お決まりの小説・作家の名前が上がるところだが、ちょっとへそ曲がりな筆者は、あえて、小説『花の生涯』を思い起こす。
作家舟橋聖一が、幕末の大老13代彦根藩主井伊直弼と長野主膳、村上たかの生きざまを通して幕末時代を描いた、歴史小説史上に燦然と輝く代表的作品といえる。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」に魅せられているせいか、どうしてもこちらに目が行ってしまう。
( 写真: 花はくたびれ、根っこに花弁を落とすピラカンサス )
秋に真っ赤な実を付けるトキワサンザシが一般的だと言われている。
今年も真っ白いかれんな花を身体一杯に咲かせた。
ほんの束の間、花の命を楽しんだが、五月雨という名の割には一日中降り続いた大雨のせいで、一気に終わりを迎えた。真っ白は茶色に、根っこには咲き誇った花びらがたまっている。
まさに「花の命・・・」ホンの短い間だった。
その代わり、これから秋に向けて花の一つ一つが確実に実を結ぶ準備に入る。
花は花の時期を心得、遅れないよう花弁を落とすことによって、実の生長を促す。
これまた自然の摂理ということなのだろう。出来れば、雨や風で無理矢理散らすことなく、その花の持つ寿命は全うさせてやりたいといつも思う。
花の命は・・とくれば、お決まりの小説・作家の名前が上がるところだが、ちょっとへそ曲がりな筆者は、あえて、小説『花の生涯』を思い起こす。
作家舟橋聖一が、幕末の大老13代彦根藩主井伊直弼と長野主膳、村上たかの生きざまを通して幕末時代を描いた、歴史小説史上に燦然と輝く代表的作品といえる。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」に魅せられているせいか、どうしてもこちらに目が行ってしまう。
( 写真: 花はくたびれ、根っこに花弁を落とすピラカンサス )