涼を求めてあれこれやってみる。ドライブがてら足を延ばしてもみる。
色々やってはみるが、詰まる所お腹の底から涼を得られた・・・と思えるのはやはりこれに尽きるようである。
気の合う者が集まって、ジョッキ片手に大きな声で「カンパ~~イ!」と叫ぶあの瞬間。
喉を通り抜ける生ビールの味。汗をかいて火照ったお腹を冷たいものが駆け巡る。五臓六腑に沁み透るともいう。
そして笑顔はじける友の笑顔。得も言われぬ幸せ感と清涼感を同時に味わう、ビアパーティ。
この夏予定されていた4回のこういったパーティも全て修了した。後は、勝手に思いついた時出かけるのかな?
いやそれほどアルコール依存もしていない。やっぱり何人かを、たとえ嫌がられても誘って行くのだろう。
最後4回目のパーティは、例によって中学校仲間のミニ同窓会であった。
声をかけ始めたころには25人も26人もOKの返事を寄越した。
ところが、段々その日が近づくにつれて、1人減り、また1人減り・・・当日のドタキャン電話を合わせて6人もキャンセルが出た。
これは前代未聞の出来事である。
その理由のほとんどが「急に体調が悪くなった・・・」という。
無理もない、この連日の猛暑酷暑、よほど元気か、仲間と会えるのを楽しみにしているか、どちらかに絞られる。
しかし、このような人数の変動は、幹事にとっては大変な労力を要するんよね~。
幸い会場が懐石料理などではないビアガーデンという人数的に余裕のある場所だからいいようなものの・・・。
まあ幹事としても、季節がら、そういったアクシデントを読んで、会場設定をしているのではある。
元気に集まった20人からは「次の本番同窓会はいつやるの?」などと気の早い話をする。
「待て待て、この暑い中でそんな話はよそうや」などと言いながらカラオケマイクに暑さをぶつける。
などと考えてみると、やっぱり、手っ取り早い最高の“涼”は、駅前のビアパーティという安近短に落ち着くのか。
これで、誰かが手を挙げて幹事役を引き受けてくれたら、それっこそ最高の“涼”になるのだろうが。