「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「送り盆」

2013年08月16日 | 季節の移ろい・出来事

             
               実りを待つ蓮田の向こう、「送り盆」のきれいな夕日が

両親初めご先祖様の眠るお墓を磨きあげ、雑草を取り除き、ねんごろに線香を手向けてお盆を待つ「迎え盆」。
改めて、お花やお供えを持ってお墓参り。こういった一連のお盆行事が無事に終わった。
今日は「送り盆」盂蘭盆(うらぼん)の終わりの日、精霊を送る日である。

千年の古都京都では、大文字焼きと呼ばれる五山の送り火が焚かれる今宵。その呼び名の通り、東山如意ケ嶽の「大文字」がもっともよく知られているが、そのほかに「左大文字」、「妙法」、「船形」そして「鳥居形」、とそれぞれのお山で、見事な送り火が夜空を焦がしていることだろう。

こちら田舎では、連日の照りつける太陽を肥やしに、しっかり根を張って成長著しい蓮根(レンコン)が、大きな葉っぱを風になびかせ、来るべき収穫のときを待っている。
そのはるか向こう西の空には、五山の送り火には遠く及ばないまでも、見事な夕焼けが、昼間のうだるような暑さを忘れさせるかのように、静かに、色鮮やかに横たわっている。

一方で、今年は真昼の空に盛り上がる入道雲を見かけない気がしてならない。
単に私の注意不足で見逃しているだけかもしれないが、このぎらぎら暑さの割りには、色んな形を想像させる積乱雲のカタマリが見えない。毎年瀬戸内海水平線の彼方にはモクモクと盛り上がる造形美を、今年はまだ見ていない気がする。
ひょっとすると、これも異常気象の一つで、なにかしら地球上に災いを起こす前触れではなかろうか・・・と。
縁起でもない想像はよそう。

お盆が終わるとまた夏休み後半のもろもろに追われる毎日が待っている。
じいちゃん学校もいよいよ後半。宿題仕上げや、彼らと遊び足りなかった分を取り戻す日々になりそう。
三兄弟揃っての海もまだ、川遊びもまだ。お城山も登っていない。 まだまだ暑い夏は続く。

コメント (8)
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