「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「お手伝い」

2016年10月05日 | 地域活動

     

「岩国市水源の森植樹祭」のボランティア活動のお声が掛かった。
行きがかり上、断る理由もなく、植樹祭なるものを直に体験していないこともあって、引き受けることにした。
場所は、岩国市街地から約70kmの山間部。かつてはスキー場としても賑わった「らかん高原」。

今は雪不足からスキー場としては成り立たないが、オートキャンプ場は隠れた人気を誇っているようだ。
他にテニスコート、ミニゴルフなどスポーツや多目的レジャー施設として、夏場を中心にポツポツ訪れる人もあるようだ。
季節には水芭蕉が見事に咲く池が人気のようでもある。
バスから降りた小学生の中から「空気がおいしい」と声が漏れるほどの、山紫水明、なかなかの高原である。

市内大規模校の一つである麻里布小学校4年生131人を中心に、近隣の4小学校から合計160人が参加した。
彼らを小さな班に分けて、植樹場所への引率、植樹の手伝い、安全見守りなどがボランティアの仕事となる。
社会福祉協議会関係や一般参加で、21人のボランティアが集まった。

今回はヤマグリとコナラの苗600本を植えた。およそ1人が3本のノルマとなる。
杉を伐採した急斜面に、あらかじめ市職や県職の担当者が深さ30cmの穴を掘っている。
それに根っこを埋めて泥をかぶせ、周りを踏み固めていく作業。小学生とは言えやることは速いのに驚く。

小生の受け持ちは、麻里布小4年生男女11人の7班。開会式場から植樹場所まで遊歩道を約150m歩く。
そこで女の子一人が体調不良を訴えた。鼻血が止まらないという。さて困った、ボランティアの腕のみせどころ。
担任を探し出して、とりあえず彼女の植樹作業は中断。話を聞くと「彼女の持病で、時々こんなことがある」という。

10歳の幼さで、すでにこういった病気と闘いながら、みんなと行動を共にしようと必死である。
一休みした彼女の分をみんなで植えて、最後尾の班になったが全員集合の記念写真も撮った。
彼女にとっては、試練の植樹祭参加だったかもしれないが、生涯の記念となってくれれば幸いである。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい