「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「豊穣の10月」

2016年10月01日 | 季節の移ろい・出来事

      
      一度はアップしたい、秋のコントラスト    一面に広がる棚田を黄金色に染める秋半ば

早くも10月の声を聞く。暦ももう残りが3枚に痩せてきた。
広い田んぼを持つ友の「何かと気ぜわしい季節を迎えたよ」という切実な声が耳に刺さる。
でもそんな言葉も裏を返せば「稲もよく実って取り入れに追われる豊穣の秋を迎えたよ」と聞こえて清々しい。

1年の中でも秋という季節は、「取り入れ」「収穫」「豊穣」などと、気持ちが豊かになる言葉が古くから使われている。
家を一歩出てみると、鮮やかな朱に縁取られた黄金色の波が拝めるのは、田舎に住んでいる人間の特権みたいなものかもしれない。
毎年の繰り返しなのに、何かしらこの艶やかな色彩は心休まる一幅の絵を見るような心地である。

農家ではないこの身ではあるが、今年の残りも少なくなった10月、気候的にも恵まれる秋半ばは、何かと気忙しい季節ではある。
公私取り混ぜた色んな予定が組まれている。だから尚更、気持ちが少し引き締まるし、少しではあるが力も湧いてくるというもの。
それに目に入るものと言えば、波打つ黄金色の色彩に加えて、こちらも目をみはる美しさを誇る紅葉の季節でもある。

東北5県の紅葉を求めて旅をしてから、早くも1年が過ぎようとしている。
今年は今年でまた、カーナビ頼りにどこか足を延ばしたい欲も持っている。それもこれも先ずは元気であることが条件。
「食欲の秋」をほどほどに「味覚の秋」は満喫したい。「灯火親しむ秋」は、ついつい疎遠になりがちで、取り戻したい気分になる。
今一つ、スポーツの秋は、古き良き友をそそのかして、近くの山登りでもしてみたくなる。

それもこれも、段々先の見通しが迫り来つつある実感の表れかもしれないな~。

  秋の夜の 何とはなしの 世界地図     宮崎 すみ

 

 

コメント (4)
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