約800mに及ぶ長い砂浜。ウーン、結構なマンパワーが欲しいね~
コロナ対策によって規模縮小を求められる中、この漂着ごみの山
私たち現役をはるか前に卒業した、言わばシニア中心の地域ボランティア活動グループ「地区社会福祉協議会」。
その年間事業計画のメインとも言うべき、白い砂浜を守る「海岸清掃」。今年で15回目を数える。毎年思うことだが、今、我々の持てる総力を傾けるに価値のある一大事業である。と、本人は思っている。
コロナなどという集団活動を敵とするウイルス感染が発生する以前は、この活動には優に500人を超える地元住民が積極的に参加してくれていた。大型台風の襲来や高潮などで打ち寄せられる、ありとあらゆる漂着物は半端な量ではない。参加者全員が協力して集める、可燃物不燃物、ビン・カン・プラゴミなど総重量は7トン8トンに上ることもある。
市内でも有数の長い砂浜。集めたごみを集積場に積み上げるには、人の手で運ぶのは至難の業である。そこで活躍するのが地元漁業協同組合所属の漁船6・7隻による強力な協力がある。普段は接岸することもない砂浜に乗り上げるようにして留まる。小さな漁船に人海戦術であふれるほどの漂着物を積み上げ、港の荷揚げ場に3往復4往復して横持作業が進む。
こういった一連の作業をする前に、執行部数人による下見という大切な作業がある。いわゆる段取りを決めるための現場視察である。
ごみの量や散乱状態によって、調達する人手や、給水所の設置場所、漁船の数など、幅広い検討が要る。
今年は11月7日の実施予定。これから地元中学校との参加人数交渉など、コロナ対策で数々課せられる制限をクリアーしながら、無事に、当初の目標に近い結果を残すようプロデュースして、晩秋の青空の下で作業したいなぁ。