「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「越冬使者の飛来」

2021年10月28日 | 季節の移ろい・出来事

    

冬の使者とも言われるナベヅルが、遠くシベリアから越冬のために鹿児島県出水市に飛来したニュースが流れたのは10月18日であった。あの大きなツルが数千羽といえば、まさに見応えは最高だろう。

さてこちらも同じく、越冬のために冬の使者がやってきた。ただツルとは違って、身体はスズメほどの大きさ。しかもいっときも同じところにはとどまらない。素早くあっちこち飛び回るジョウビタキである。隣の荒れ地に毎年必ずやってくる。背中を見せると、まるで紋付きの羽織を着たような端正な後ろ姿。昨年も一昨年も只一羽で行動する姿ばかり見てきた。

ところが19日水曜日に初めて今年のジョウビタキを見つけた時は、紛れもなくカップルであった。
正直なところ、ジョウ君がカップルで表れること自体思ってもみなかったことで驚いている。つまり彼らも遠くからこの地に飛来するまでは、カップルで助け合い励まし合っているのだろう。そして昨年と同じ場所に到着したところで、それぞれ独立して互いに縄張りを作り、単独行動するのに違いない。

彼らの世界も人間様と似たように、メスが強くて、繁殖期以外はオスを寄せ付けないという。しかもメスは愛想がよくて人間の餌付けにも馴れるようだ。とすると、我が家の隣のジョウ君はさっぱり私に馴れてくれないので、愛想のよくないオスなのかも。
そして思うのは、隣にやって来るのは昨年と同じ個体だと信じている。だからというわけではないがカメラを向けたら、先ず右を向いて次に左を向いて、横顔をちゃんと撮らせてくれた。ザンネンなのは昨年の顔をカメラに納めてないので比較のしようがないが「今年もよろしくね」と挨拶してくれているみたいな親近感を覚える。

なんとヒマな奴だとお思いかも知れないが、本当はそんなヒマなどない忙しさなのだ。でも、季節には季節の目玉がある。それをチェックするくらいのゆとりを持つのも処世術の一つかも。などと要領が悪くていつも時間に追いかけられているご老人のたわごとと思し召せ。

コメント (2)
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