「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「小さな親切にご用心!」

2023年12月10日 | つれづれ噺

                      

つい先日のこと。「近くで工事をしますので、通行のお邪魔になるかもしれません。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします」と、職人さん風のお兄さんが我が家にやってきた。「どこのお宅の工事?」「ついそこのところ」。我が家から離れていて交通には全く関係ないので「よく分かりました、わざわざご丁寧に」と、ここまでは何の不信もないよくある話。ただ、何で関係ない我が家にまでやって来たのかな?不思議に感じるものはあった。

そしたら、帰りかけたお兄さんが「〇〇さん、お宅の棟瓦の止め金が古くなってヤバイ状態ですよ」とのたまう。すでにスマホで撮った寄棟の瓦の写真を見せて、ほらこの通り、あそこですよ、指をさして「早めに修理しないと台風などで棟瓦が落ちますよ」と穏やかでない話をする。「エッ!どうすりゃいいの?」「私が一度屋根に上がって検査をして見積もりをしましょう。検査料は5000円でいいですよ」と来た。そっか~5000円なら・・・とその場ではそう思った。

待てよ今年の春、外壁塗装工事をしたばかり。その時の職人さんは屋根の近くを存分に点検したはず、その時は不具合など何の話もなかったことを思い出した。ひょっとしたら5000円どころでは済まない、飛んでもない工事代を吹っ掛けられる危険性を察知した。
その昔、床下のシロアリ点検をしましょうという甘言に乗って「シロアリ駆除」の名目で大金を請求された話を思い出した。

床下も住人には見えない。二階の棟瓦の損傷も住人には見えない。しかも、話の持ちかけ方と言い、頼みもしないのに素早くスマホで写真まで撮るやり方。なんかしらうさん臭い。何人かの知人に話をしたところみんなやめた方がいいという口ぶり。屋根が本当に不安なら屋根の本職に相談するべき。となって、屋根の点検する話は事前にキャンセルし、5000円の支払いもせずに済んだ。降ってわいた災難みたいなものだ。小さな親切も中味を見極めましょうよご同輩。

こんな話は世の中に溢れていますね~。油断、いい顔、甘い言葉、気を付けましょう。それでなくても出費多端な師走半ば、気を付けましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい