クリスマスイヴやクリスマスなどと、世の中華やいでいるが、そんなものと縁がない老夫婦には、フ~~ンなんて白けた感じ。ただの節季師走の12月24日の夜であり25日の一日である。
などと可愛くない御託を並べて、思いっきりのへそ曲がりを吹聴している。そりゃそうだね~、クリスマスのプレゼントをおねだりする孫もいない。
たいちょうがベストでない老いの二人じゃ、頂いた美味しいワインを飲むのも憚られるし・・・。
などと思いっきり拗ねてボヤいていたら、冬休みに入った姫孫姉妹がやってきて「おとうさん・おかあさんのいない爺ちゃんとばあちゃんの生活を楽しみたい」というご希望で、今宵お父さんに連れられて呉から帰って来た。早い話が、じいちゃんはともかく、ばあちゃんを独り占めにして遊びたいという魂胆である。まあなんでもいいや、小4と年長を卒業した姉妹が家の中をかけり回れば華やかなことは毎違いなし。しかも明日は早速本屋さんに行って、クリスマスプレゼントに欲しい本があるようだ。奮発するぞ~とまではいかないが欲しがるものは買ってやるか。
かく云う小生にも若いころはあった。高校2年・3年の2回にわたって近所の同年配10人ばかりが、よるおそくまで楽しいパーティをやった記憶もある。遠い記憶なのでいいことばかりを思い出しているのだと思うが、それでもあんなことした、こんな歌も歌ったね~などと思い出している。
今年がちょっとみんなに置いてかれたと思ったら、すぐに勝手にへそを曲げたり拗ねたりする。困ったもんだ。強いて言うなら、クリスマスがあまりにも騒ぎ過ぎて、大和民族本来のお正月を寿ぐ気持ちが薄らいではいないか??と喝を入れたくなる思いはある。
気を取り直して、ばあ様手作りの柚子ジャムケーキにナイフを入れて、メリークリスマス、とかなんとか言ってみようか。