「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「国際雑穀年」

2023年12月17日 | ニュース・世相

                  
                      雑穀と呼ばれる代表格、キビ アワ ヒエ

手話言語国際デーとか国際なんとか記念日など、数え上げればキリがないほど、数多くのネーミングを冠したXXデーというのがある。
そんな一つで、今年は「国際雑穀年」だという。話を聞いてみると、これからの世界の食料事情を左右するウイークポイントにもなりかねないという。

世の恵みを象徴する五穀豊穣といわれる我が国の主食品。米、麦に続くヒエ アワ キビである。
そんな米、麦に後れを取る雑穀がいま世界から注目されているのか。それはね、雑穀は過酷な環境の中でも育ちやすい。いわゆる、エリートではなく逆境に強い叩き上げのしぶとさを持っている。インドやアフリカでも栽培しやすいことから、世界の飢餓を救うかもしれない貴重な穀物として見直されているという。

こんな話すきなんだね~。コメムギをエリートとすれば、少しぐらい肥しが足りなくても、太陽の恵みが少なくても逞しく成長する雑穀。名前なんてどっちゃでもいいや、人様に美味しいと言って食べてもらえるならこれぞ穀物冥利に尽きるっていうところか。
兎に角地球上から飢えを感じる人が一人でも少なくなればこれに越した倖せはない。がんばれ雑穀。いつの日か雑穀の雑が取れて穀物の王になるかもしれない。

このような形で世界が注目してくれることは有難い。我が国では、米の生育を邪魔する雑草よりもうひとつ厄介者のように扱われて来たヒエ。そのヒエでさえ、というかヒエだからこその値打ちを見直すための国際雑穀年だとすれば有難いことである。農業を見直すきっかけになるかも。

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