早くも水無月ついたち。6月の声を聞き、メダカが卵を産み始める季節となった。
と思ったらメダカの子が早くも3匹孵って、親とは別のバケツでゆったり、時々目にも留まらぬ速さで泳いでいる。
一昨年の最多17匹から徐々に減って11匹に。今年は出来れば3倍に増やしたいと、しっかり見守っている。
親たちの水槽に産卵用のスポンジを浮かせておく。水温が上がるこの頃になるとそのスポンジに卵を産み付ける。
スポンジに新しい卵がくっついているのを確認したら、別の子育て用バケツにスポンジを移して3~4日毎日観察する。
メダカなのかボーフラの子なのか見分けがつかないほどの小さな物体が自在に動き始める。
片方ではあれこれ忙しい思いをしながらではあるが、朝に夕に覗き込み、昼は親たちの水槽に一つまみの餌やりの時間でまた覗く。
生き物を飼うということは、たとえどんな小さな命でも大切に守ってやらなければならない義務感みたいなものを感じる。
餌を与え、様子を観察し、無病息災を祈る。そして子孫繁栄のお手伝いもしてやりたくなる。
水槽をのぞき込んで、なんとも癒される気分にさせられるのは、1日のうちでホンの短い時間でしかないのに、なんかしら大切な時間に思えて来る。
メダカもしたたかで、餌を欲しがらない冬場は、ホンのちょっと覗こうものなら、一瞬にして浮草に潜り込んで姿を見せてはくれない。
ところがどうだ、水温が上がって元気が出てくる季節になると、餌やりの時間でなくてもちょっと覗くだけで全員が水面に浮きあがって来て餌をおねだりする。そんな仕草がまたなんとも愛おしい。
やはり生き物同志。餌を与えて命を守ってやると、その代りに癒しをくれる。
さて今年の夏が終わるまでに何匹に増えているか、楽しみに。
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