「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「付録」

2016年03月26日 | 地域活動

      
          中国山地のひなびた温泉宿             カタクリの里には大友家持の歌碑が

誘われるまま食指を動かした、地元の高齢者仲良しグループ「男性料理教室」入会。
実質的な教室はまだ3回。そのあと特別講習でキムチづくりが1回。トータルでもまだ4回の顔合わせでしかない。
回数こそ多くはないがそこは地元の人ばかり、何らかの形で顔はつながっている。まるっきり他人の中にポツンとひとりなどとはならない。

平成27年度の活動が一通り終わったことから、年間総仕上げの懇親会を持つことに。
「ひなびた温泉に浸かってイッパイとカラオケを」というお誘いに乗っかって、勇躍?出かけた。
島根県と山口県を、深さ80mの渓谷で仕切られている、かつては観光バスも通った「深谷大橋」のすぐ近く。
イノシシはよく見かけるという。「クマもたまに見るんですよ」まさに秘境、山奥の温泉宿。

そういえば思い出した。去年の夏休みに、孫の長男と次男が、無謀にも自転車で70kmを走り、お父さんの実家を訪ねたことがあった。
あの、肝を冷やすほどの貴重な体験をした実家のすぐそばである。
こちらは、温泉の送迎バスに揺られていくのだから、足の心配はない。
それにしても、物音一つしないという静けさの中、お酒の回りとともにテンションは徐々に上がっていく。

最高齢85歳、最若年64歳。平均年齢74歳という盛りの過ぎかけた男ばかり14人。
それでも、いざカラオケが始まると次々に希望の1曲がリクエストされる。尽きることはない。
温泉宿の約束の時間ぎりぎりまでカラオケ三昧。そしてバスに揺られて、小規模観光案内。
温泉宿の支配人がバスの運転手も兼ねており、私たちを送るついでに、「深谷大橋」「カタクリの里」や、太古の昔から繰り返されたという水路争奪戦争を物語る「分水嶺」跡の見学。

中でもカタクリの花が群生するという、小さな山肌を目指して、「もう3・4日後が最盛期ですね」という咲きかけのカタクリの花を見つけて大喜び。紫色で、清楚な花が下を向いて開く。日が高くなるころちょっとの間上を向く、そして夕方にはしぼむのだそうな。
そんな山肌の一角に、大伴家持の「歌碑」が建てられていた。
温泉旅行という名前の割には極めておとなしい田舎巡りではあったが、これはこれで実に楽しく有意義であった。

高齢グループと田舎のひなびた温泉。よく似合っている・・・などというと同行者のひんしゅくを買うかな?

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2 コメント

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親睦会 (ピヨピヨ)
2016-03-28 14:25:23
気の知れたお仲間との温泉旅行、カラオケでの年間総仕上げ懇親会の盛り上がりが想像できます。
声はかれていないでしょうね(笑)
「いわくに通になろう」で知った、世界有数だと言われるラドン含有量深谷峡温泉でしたが、いつか行ってみたいと思っています。
いつか、いつかと思うばかりで中々実現しないことが多いので困ります。
良い機会を得られましたね。
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ピヨピヨ さん (yattaro-)
2016-03-28 21:42:05
声は元々カラスが風邪を引いたような声。変わりようがありません。
一旦浸かってしまえばラドンの効能など感じられませんが、やはりいいものはいいもののようです。
クルマで1時間余り、故郷の原風景、桜の時期は最高かも。
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