12年に1度干支の巡り合わせでやってくる今年は巳年。これまでの殻を破り脱皮して大きく成長する一年になるようにとの願いが込められている。普段足下に突然姿を見せたら腰を抜かさんばかりに驚き、一目散にその場を離れるほどに、決して好かれているわけではない小動物「ヘビ」の年である。
岩国市には、青大将の突然変異と言われる色素の抜けた青大将が真っ白い身体に輝くようなピンク色の瞳。毒性を持たず、性格もおとなしいこともあって、天然記念物として国を挙げて大切に保護されているし、金運の神様としても丁重に祀られている。そんなわけで岩国市民はもとより、近く遠くのファンがわんさと詰めかけてんやわんやの大騒ぎ。除夜の鐘と共に待ち望んだ初詣で客を加えて元旦・二日・三日・四日とまさしくその名の通り、参拝客の長蛇の列だと聞いてはいた。
私も一応岩国市民。白蛇の金運にあやかりたい気持ちは人一倍、二倍いや三倍以上。だから参拝することにして、我が家の正月行事が一段落した4日の昼前に第1回目の白蛇神社訪問。何故参拝ではなく訪問なのか。だって一回目など正月4日というのに、ずっら~~と並んだ行列は最後尾を探すのに一苦労するほどの盛況ぶり。順番待ちで4時間は堅い。あきらめた。次の日5日(日曜日)、昼下がりに「今日は大丈夫だろう」。人々の金運への執着を甘く見ちゃけん。前日と同じように3~4時間待ち。トイレだけでも制限時間を超える。あきらめるしかない。そして今日(月曜日)いつしかこちらも意地になって何が何でもお参りするぞ。
今日こそ待ってもなにをしても、と覚悟を決めて三度目の挑戦に出かけた。さすがに正月休みも終わった今日は、あり難いことにやっと境内を見渡せるゆったりの中で、少し長めのお祈りを捧げた。これで良し。
気持ちを新たに家に帰ったら、早速日経平均株価は600円近い値下がり。先ずは今年が予定通りスタートした。トランプ占いではないが、大暴落の危険も秘めているという。やはりトランプより百人一首がいいな。
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