「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「新旧交代」

2008年12月01日 | つれづれ噺
京都南座の「吉例顔見世興業」で、役者の名前を書いた大看板が吊り上げられるといよいよ師走。
今年も残りが暦一枚になってしまうという、何とはなしに気ぜわしくなる季節を迎える。

師走の入りを目の前にした昨日、また一つ、新しい流れに押されて大きな歴史が幕を引き、新旧交代が行われた。 新幹線ゼロ系の現役お別れ運転である。

夢の超特急として世界の注目を集め、華々しいデビューをしたのが44年前。
人なつっこい感じの丸い鼻先が特徴で、多くの鉄道ファンから愛された。それだけではない。日本列島の大動脈として、人の動きはもとより、力強く経済発展の原動力ともなってきた。

しかし、盛者必衰は世の習い。今や700系やレールスターという超花形の最新モデルが目白押し。老兵は静かに去るのみである。但し、過去の栄光は誰も忘れはしないだろう。

残念ながら私自身が新幹線に興味があったわけではない。単に、新幹線は速いなー、東京から5時間あまりで岩国に着くんだもの…という程度の感覚でしかなかった。
孫の新幹線狂いに乗せられてついつい目を向けるようになっただけである。3歳の時に列車の写真集を買って与えたのがそもそもの始まりとなった。

あれからやみつきになった。大半が通過する新岩国駅に新幹線を見に行っても、最低3時間は付き合わされる。多くが停車する広島駅にでも行ったら、それこそ一日がかりでホームを右往左往してもまだ飽きない。
ひたすら眺める。それぞれのホンのわずかな違いを見つけようと必死になる。この頃では新幹線の絵が少しは見られるようになってきた。

今のところ、新幹線から他の物へ興味が移りそうな気配はない。カー君にとっては最大のお目当てであったゼロ系が姿を消しても、新幹線への思い入れは新旧交代なしで当分続きそうである。

       ( 写真:最後の勇姿を見せる 新幹線0系 )

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6 コメント

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好奇心 (kei)
2008-12-02 08:08:43
おはようございます。

この夏、叡山電鉄の「宝ガ池」駅で、乗り換えのために待っていた日のこと。

ベンチにいたおばあちゃんが、
「お昼食べてまた来よう」「早う!」「はよー帰ろうな!」って。
小さな男の子は、入ってくる、ガラガラ電車を見ては、声をあげて喜ぶのです。何本か見ていましたがなかなか帰ろうとせず。
おばあちゃんに加担して、美味しいものに心を向けさせ?、やっとさよならしました。

残るのは…
このおばあちゃんにダブらせて、幸せなお顔を想像しています。

この子はどっち?… やはりカー君でした。3歳の時からですか…。
3時間も通過する新幹線を楽しんでる好奇心、すごいものです。付き合うのもちょっと大変ですね。
「駅」で一日を過ごせるプランってあるものでした!
ただし、子供連れか~。

よいお天気です。
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日曜日の16時頃 (金ちゃん)
2008-12-02 12:57:44
新岩国に行ったら見られるよと、友人が親切に言ってくれたのですが、私は17時から始まる男子のスケートを優先したのでした!
(友人には内緒)
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ゼロ系 (matsu)
2008-12-02 14:59:49
このニュース私も見ました。

yattaro-さんは新幹線マニアのお孫さんの手引きで、
やみつきになられたとか。今では相当の新幹線通と
お見受け致しました。

昨日のニュースは、見た人それぞれ色々な思い出を辿ったことでしょうね。44年ですものね。
ご苦労様でした。
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カー君です、kei さん (yattaro-)
2008-12-02 21:05:06
一つのことに熱中して身じろぎもせず時間を過ごせるのはカー君です。少しおっとりです。
2年生のお兄ちゃんは、生き馬の目を抜くほどのすばしこさが売りです。興味の対象も次から次へと動いていき、着いていくのに苦労します。その代わり、スポーツ万能です。
それぞれに違いがあって面白いです。

朝の寒さがウソのような暖かい一日でした。

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無理せずに…金ちゃん (yattaro-)
2008-12-02 21:10:08
誰もが同じ興味を持ったら面白くなくなりますよ。
金ちゃんは、違う方へ興味を示したまでのこと。
大いに結構。

ここだけの話で、お友達には内緒にしておこうね。ところで、そのお友達の名前は??
話が合わなくなりそうですね。
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思い出を辿る…matsuさん (yattaro-)
2008-12-02 21:15:07
44年。思い出を辿るには十分な年数ですね。
皆さんそれぞれの思いを胸に、44年をすごされたことでしょう。

ところでmatsuさん、最近ブログが更新されていませんね。是非復活させてください。
楽しみにしております。
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