母が旅立って、ふた七日の法要を営んだ。
取りあえずは気持ちの切り替えが出来そうである。切り替えるきっかけにしなければとも思っている。
朝早く、思いがけない豪華な仏壇用花束が届けられた。今日がふた七日の法要であることを知っていたわけではないと思う。一昨日投函した喪中葉書を見て、旧知の友人が送ってくれたのだ。
葬送に際しては多くの方々から身に余る激励やご高配を頂いて勇気づけられた。感激しっぱなしだった。
そろそろ気持ちを切り替えなければ…と思っていた今日も朝から嬉しい思いをした。
法要勤行の後のお寺さんのお話に、興味深く耳を傾けた。
「お仏壇への造花のお供えはいけません。たとえ小さくても粗末でもいい、生きたお花を手向けて下さい。生きたお花は1週間もすれば枯れる、枯れて行くところに花の命が燃やされている。人間も同じで、一日元気で生きられたことは、一日死出の旅に近付いているということ。だから、一日といえども粗末にすることなく一生懸命生きましょう……」
およそこのような内容だったと思う。
兎に角今が大事、今日を精一杯生きる、その積み重ねが自分の人生の足跡そのものなのである。
打ちひしがれた数日をふり返ると、ちょっとみっともなかったかなーと反省もする。
しかしその時は、今日からの自分を、元気回復した自分の姿を想像しながら、エネルギーを貯め込んでいたのだと思いたい。
何がどうという確固たる理由があるわけではない。が、ふた七日までは身も心も喪に服そう、思いっきり母の死を悼もう、と自分に言い聞かせて過ごした。そして、これ以上沈んでいては却って母は悲しむだろう…という勝手な理屈をつけて、今日を境に元の自分に戻ろうというケジメをつけたかった。 やっぱり器用には生きられないのだろう。
“我が人生、今が旬” をモットーに、せっせと書き込んで行こうと思っています。
今後ともよろしくお付き合いくださいませませ……。
( 写真: 仏前に届けられた、命を燃やして生きる花 )
取りあえずは気持ちの切り替えが出来そうである。切り替えるきっかけにしなければとも思っている。
朝早く、思いがけない豪華な仏壇用花束が届けられた。今日がふた七日の法要であることを知っていたわけではないと思う。一昨日投函した喪中葉書を見て、旧知の友人が送ってくれたのだ。
葬送に際しては多くの方々から身に余る激励やご高配を頂いて勇気づけられた。感激しっぱなしだった。
そろそろ気持ちを切り替えなければ…と思っていた今日も朝から嬉しい思いをした。
法要勤行の後のお寺さんのお話に、興味深く耳を傾けた。
「お仏壇への造花のお供えはいけません。たとえ小さくても粗末でもいい、生きたお花を手向けて下さい。生きたお花は1週間もすれば枯れる、枯れて行くところに花の命が燃やされている。人間も同じで、一日元気で生きられたことは、一日死出の旅に近付いているということ。だから、一日といえども粗末にすることなく一生懸命生きましょう……」
およそこのような内容だったと思う。
兎に角今が大事、今日を精一杯生きる、その積み重ねが自分の人生の足跡そのものなのである。
打ちひしがれた数日をふり返ると、ちょっとみっともなかったかなーと反省もする。
しかしその時は、今日からの自分を、元気回復した自分の姿を想像しながら、エネルギーを貯め込んでいたのだと思いたい。
何がどうという確固たる理由があるわけではない。が、ふた七日までは身も心も喪に服そう、思いっきり母の死を悼もう、と自分に言い聞かせて過ごした。そして、これ以上沈んでいては却って母は悲しむだろう…という勝手な理屈をつけて、今日を境に元の自分に戻ろうというケジメをつけたかった。 やっぱり器用には生きられないのだろう。
“我が人生、今が旬” をモットーに、せっせと書き込んで行こうと思っています。
今後ともよろしくお付き合いくださいませませ……。
( 写真: 仏前に届けられた、命を燃やして生きる花 )
お顔を拝見し、安心しました。
私が言うのも変ですが、心が弱っているとき、人の温かさに触れると元気が出ますよね。
これからも素敵なエッセーを楽しみにしています。
んんっ?はい、私も頑張ります。
「○○子、身体に気をつけてくれ」が口癖で、その度
「この父を残して自分は倒れられない」と思ったものです。
父が亡くなった時、無事、父親を見届けることが出来たと「ほっと」した思いもありました。
子どもの頃からの思い出を辿れば悲しみは尽きませんが、年老いた父に心配かけることもなく、娘としての役目を果たすことができたことに「ほっと」したのだと思います。
亡くなる前日、病院のベッドの側にいた夫と私に「ありがとう」と繰り返していたことが忘れられません。
子どもとして親を見送ることが出来たことは幸せだったと今は感じています。
いろいろ、お疲れ様でした。「今が旬」とおっしゃるyattaro-さん、今後のご活躍を願っております。
奥様のご苦労をねぎらってくださいませ。老婆心ながら失礼致しました。
やはり、陽気に明るく楽し・・が似合っているようです。
元気を出していきますよ。これからもいい作品を目指しましょう。
人間の欲は際限がなく、もっと・もっと・・という気持ちで母の長生きばかりを願ってきましたが、母にとっては頃よく永遠の眠りに就くことが、お浄土への道であることを心得ていたのでしょう。
兎に角ずーっと一緒に住めたこと、最後のお見送りが出来たことを喜びに変えて気合を入れなおしましょう。