1977年 7月 工場機関誌投稿
七夕を迎え、今年前半の結婚式シーズンもひとまず終了したようである。
正面、金屏風を背にかしこまっている、やや緊張した中にも嬉しさと照れくささを満面に浮かべ、上気した視線のやり場に困っている、新郎・新婦の初々しい姿。
いつ見ても微笑ましく、自然に拍手を送りたくなる光景である。
友人、同僚、先輩、色んな立場で披露宴に招待されたり、司会を頼まれたりする。
そんなとき、ごく自然な形で両家の家風とでもいうか、家庭の雰囲気をほんの少しのぞき見ることになる。
それぞれの家庭で、事情に応じた様々な形みたいなものがありそれは千差万別。参考になるし面白い。
新郎・新婦いずれの側も、母親の考え方が、家庭の雰囲気作りに大きく影響していることを改めて知らされた。
「女は弱し、なれど母は強し」という。
しかし、一家の中心は主人であり男性である。とは言いながら、世の中の主人全てが深慮遠謀をめぐらす、涼しい頭脳の持ち主であるとは思っていない。
そこで、主人の手綱を如何に上手にさばくかが、妻であり母である女性の腕と知恵の見せ所である。
男は、一家の中心たり得る判断力・透視力を日頃から養い、女性は、手綱さばきの腕と知恵を磨く。そしてお互い寄り添い信頼しあえる家庭から、新郎や新婦を世に送り出したいものである。
結婚して数年。二人の子供がまだ幼かったあの頃から、「形だけでもいい、お父さんを一家の中心に据えて、後はお前さんが上手に手綱を操ってくれ……」という情けないお願いを、理屈っぽく随筆に書いていたのだなーと反省する。
また、30年という歳月は、結婚という生涯の一大イベントの常識を、名実共に根底から変えてしまったことに、時の流れの速さを感じる。
と同時に、人間の気持ちと世の中の移り変わりを、どのように考えるのか、いささか迷う。
七夕を迎え、今年前半の結婚式シーズンもひとまず終了したようである。
正面、金屏風を背にかしこまっている、やや緊張した中にも嬉しさと照れくささを満面に浮かべ、上気した視線のやり場に困っている、新郎・新婦の初々しい姿。
いつ見ても微笑ましく、自然に拍手を送りたくなる光景である。
友人、同僚、先輩、色んな立場で披露宴に招待されたり、司会を頼まれたりする。
そんなとき、ごく自然な形で両家の家風とでもいうか、家庭の雰囲気をほんの少しのぞき見ることになる。
それぞれの家庭で、事情に応じた様々な形みたいなものがありそれは千差万別。参考になるし面白い。
新郎・新婦いずれの側も、母親の考え方が、家庭の雰囲気作りに大きく影響していることを改めて知らされた。
「女は弱し、なれど母は強し」という。
しかし、一家の中心は主人であり男性である。とは言いながら、世の中の主人全てが深慮遠謀をめぐらす、涼しい頭脳の持ち主であるとは思っていない。
そこで、主人の手綱を如何に上手にさばくかが、妻であり母である女性の腕と知恵の見せ所である。
男は、一家の中心たり得る判断力・透視力を日頃から養い、女性は、手綱さばきの腕と知恵を磨く。そしてお互い寄り添い信頼しあえる家庭から、新郎や新婦を世に送り出したいものである。
結婚して数年。二人の子供がまだ幼かったあの頃から、「形だけでもいい、お父さんを一家の中心に据えて、後はお前さんが上手に手綱を操ってくれ……」という情けないお願いを、理屈っぽく随筆に書いていたのだなーと反省する。
また、30年という歳月は、結婚という生涯の一大イベントの常識を、名実共に根底から変えてしまったことに、時の流れの速さを感じる。
と同時に、人間の気持ちと世の中の移り変わりを、どのように考えるのか、いささか迷う。
新聞の特集に掲載おめでとうございます。読ませていただきました。手入れ・収穫・作りこみと、ご夫婦そろっての汗の結晶が、「メードイン我が家」なのですね。自然の恵みをもっと積極的にいただいて、節約もさることながら、少しでも地球に優しくしていきたいと思いました。
今日のブログは、このタイトル・この内容で行きます。
少ーし面目を施しました。