女優さんや男優さんが輝くには、多くのスポットライトを浴びる舞台がある。
人が輝くには、その人なりの豊かな人生経験や、衰えぬ好奇心・向学心がスポットライトや舞台の代わりをする。
今なお現役で、濛々たる黒煙を吐きながら列車を引っ張るSL機関車にふさわしい背景は、黄金色に輝く田園風景・白波を立てて荒れる海・緑に囲まれた山あいのトンネルを抜ける風景……などが引き立て役となって主役を輝かせる。
どうみても、高層ビル立ち並ぶ大都会の真ん中は、SL機関車にとって少し場違いな感じに見えてくる。
現役の「SL山口号」。通勤・通学に使われるほどの定期便ではない。が、期間限定・不定期便ながら「新山口駅」~「津和野駅」間を堂々と乗客を運ぶバリバリの現役機関車なのだ。
幸いにも、このSLさんが走る山口線は、昔ながらの緑豊かな山あいを、さほどに急ぐわけでもなく、適度な坂道を登ったり下ったり……それは優雅な、忘れかけていたゆっくり旅の一コマであり、味わい深いものがある
数多く製造された機関車の中でも、最も美しいデザインと評され、その名も「蒸気機関車の貴婦人」と呼ばれているCー57。
一般的に見られる、あの力強さが売りのDー51(デゴイチ)とはちょっと違ったおもむきを感じる。
幼い頃、山陽本線の間近に家があって、あの汽笛・蒸気を噴かす列車の音を子守歌に聞きながら育った。煤煙で鼻の穴が黒くなったとか、煤煙で麦わら家が火事になった…などなど色んな逸話と共に過ごしてきたSL機関車。現役で走る姿を見られることは、なんだか得をした気分にさせられる。
今シーズンは、昨日11月24日で運行が終了となった。主に観光客の輸送で、129日間の利用者数は約7万人だったそうである。
日本列島の大動脈として、縦横無尽に走り続け、人間生活の全ての基盤を支えてきた蒸気機関車。
新幹線一辺倒の今なお、現役として走り続ける背景としては、静かな山の緑・色づく秋の山肌・ひなびた人里が最高のシチュエーションである。
先日、津和野のお稲成さんにお詣りしたとき、運良く通りかかったSLにカメラを向けた。少し遠い上にあいにくの曇り空、絵になる風景には物足りなさがある。 どうぞご勘弁を……。
( 写真: 黙々と走り続ける、現役のSL 山口号 )
人が輝くには、その人なりの豊かな人生経験や、衰えぬ好奇心・向学心がスポットライトや舞台の代わりをする。
今なお現役で、濛々たる黒煙を吐きながら列車を引っ張るSL機関車にふさわしい背景は、黄金色に輝く田園風景・白波を立てて荒れる海・緑に囲まれた山あいのトンネルを抜ける風景……などが引き立て役となって主役を輝かせる。
どうみても、高層ビル立ち並ぶ大都会の真ん中は、SL機関車にとって少し場違いな感じに見えてくる。
現役の「SL山口号」。通勤・通学に使われるほどの定期便ではない。が、期間限定・不定期便ながら「新山口駅」~「津和野駅」間を堂々と乗客を運ぶバリバリの現役機関車なのだ。
幸いにも、このSLさんが走る山口線は、昔ながらの緑豊かな山あいを、さほどに急ぐわけでもなく、適度な坂道を登ったり下ったり……それは優雅な、忘れかけていたゆっくり旅の一コマであり、味わい深いものがある
数多く製造された機関車の中でも、最も美しいデザインと評され、その名も「蒸気機関車の貴婦人」と呼ばれているCー57。
一般的に見られる、あの力強さが売りのDー51(デゴイチ)とはちょっと違ったおもむきを感じる。
幼い頃、山陽本線の間近に家があって、あの汽笛・蒸気を噴かす列車の音を子守歌に聞きながら育った。煤煙で鼻の穴が黒くなったとか、煤煙で麦わら家が火事になった…などなど色んな逸話と共に過ごしてきたSL機関車。現役で走る姿を見られることは、なんだか得をした気分にさせられる。
今シーズンは、昨日11月24日で運行が終了となった。主に観光客の輸送で、129日間の利用者数は約7万人だったそうである。
日本列島の大動脈として、縦横無尽に走り続け、人間生活の全ての基盤を支えてきた蒸気機関車。
新幹線一辺倒の今なお、現役として走り続ける背景としては、静かな山の緑・色づく秋の山肌・ひなびた人里が最高のシチュエーションである。
先日、津和野のお稲成さんにお詣りしたとき、運良く通りかかったSLにカメラを向けた。少し遠い上にあいにくの曇り空、絵になる風景には物足りなさがある。 どうぞご勘弁を……。
( 写真: 黙々と走り続ける、現役のSL 山口号 )
この頃はイベントでし、お目にかかれなくなりました。
「今は山中、今は浜、今は鉄橋わたるぞと……」と歌いながら汽車を見ていた頃を思い出します。
汽車と言う言葉の響き、懐かしいですね。
重厚感ある走りの中で一生懸命シュッシュッポッポ・シュッシュッポッポと運んでくれていたような感覚を記憶しています。
トンネルに入るにあたっては急いで窓を下ろして、それでも煙のにおいをいっぱい吸い込んで。
な~~んかもう懐かしい記憶でしかありません。
新幹線でもまだスピードアップを図ろうとして、いったいそれが何になるんだか。もう充分ですがねえ…。
こんなに狭い日本、そんなに急いでどこ行くのです。
が、じゃあ東京まで、各駅停車で行きなさいと言われたら、今となってはそれもちょっと、ではあります。
津和野は行ったことがあるんだなあ…(余談ですが)
それが不思議でないくらいに、お互い理解し合えてます。
山口線ではまた来年7月から運行されることでしょう。
お母さんの株が一枚も二枚も上がるかも。
昨日のブログ、とってもよかったですね。
現役の時は、常に速く、一歩でも前へ、そればかりが至上命題で、新幹線さえ遅く感じるような日々もありました。
しかし、人間らしさという点では、スピード感には欠けていても、力強く確実にシュッポシュッポ走る蒸気機関車が魅力的ですねー。
津和野、よかったですか?
まさに、汽車は、日本の復興や発展の原動力となった心強い味方であり、心のふるさとなのですね。
「夜汽車の汽笛が遠くから微かに聞こえてきます」この音は本当に気持ちを和ませるというか、落ち着かせてくれますね。
これからも日本のふるさと描写が出来ればいいなと思っています。おひまな折りにまたご訪問ください。