「マックスは?」と妻に聞くと「分からない」と極めてのんびりとした答え。
慌てて、何時も行く方向に走って探しに行くと、ふらふらと帰って来る途中。
よろよろよたよた、老人いや老犬力満開のマックス。
何かにつまずいて、たたらを踏むようによろけたり、何とも心許ない足取り。
ハーハーと荒い息遣いが聞こえるような様子です。
手足の筋肉もすっかり衰えてしまいましたが、一生懸命に歩きます。
頑張れマックス。
マックス頑張れー。
トーちゃんに一瞥をくれるも無く、淡々と歩を進めるマックスです。
「おーい、マックス、馬鹿に忙しそうじゃないか」
山村暮鳥の詩だったかなー、そんな言葉が似会いそうなマックス。
旧道、山道に去るかと思いきや、ここで一服休憩タイム。
先ずは、水でも頂きましょうか。
前脚、そして大胸筋の衰えたマックスは地面に直接置いた食器での飲食は苦手となった。
こうして、どこでも何かテーブル代わりの台に上げた物から飲食をするマックスなのです。
マックスの最近日常生活はこんなもの。
一日一日を噛み締めるかのように、一生懸命に生きているマックスなのです。