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土曜日は「農天市場」の開催と「越後の台所 すずきち」への野菜発送が重なってしまった。
忙しくなるのは覚悟しての計画ではあったけれども、多忙を極める事この上なし。
五時半過ぎに明るくなるのを待って、軽トラに二人で乗りそして二人の間にはマックス。
とても、ポケットに忍ばせたカメラも出せる雰囲気では無くて収穫を急いだ。
ようやく、カメラを取り出せたのは収穫物を水洗いして一段落した後。
無農薬のため、虫食い跡も見えるけれども、これは普通種と紫色の二種類の「ミズ菜」です。
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鮮やかなカラーは「スイスチャード」です。
例によって、名前も忘れてしまったイタリア野菜の姿もちらほら。
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真っ赤な「ラディッシュ」は少々大きくなり過ぎてしまいました。
右に伸びる赤くて細いのは、出来た姿を見て種子袋の絵を思い出したイタリアの「ラディッシュ」。
紫色の野菜は「赤大根」とか「もみじ」という商品名の大根の間引きです。
先日一日降った雨で、大根類も一気に成長しましたね。
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「紫ミズ菜」の貝割れ状態の間引き菜。
「栴檀は双葉より芳し」で本当に綺麗で思わず口に入れたくなってしまいます。
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ミニチンゲン菜の「シャオパオ」も大きくなったけれども虫食い跡が目立ちます。
完全無農薬栽培には限界が有り、この程度の虫食いは避けられないように思いますが。
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以上は山の畑の収穫だったけれどもそれで仕事は終わりではありません。
下の農天市場周りの畑でも、まだナスなどが成り続けています。
緑色のナスは、最初に友達の「トンボ」さんから苗だか種子を頂いたように記憶しています。
これは大きいほど美味しいようで、厚切りの輪切りにしてフライにしたら、
ふわふわととろけるような口当たりになり、食べながら思わず歓声を上げてしまいました。
さて、これらの野菜を大きな段ボール箱に詰めて荷物にして「急便屋」さんを待つ状態にして一段落。
こんな日は、NHKの朝ドラを見ながらの朝食になります。
そして、朝食後は慌ただしく「農天市場」のオープン準備を始めるって流れ。
土・日曜日はこうして朝の暗いうちから夕方暗くなるまで12時間は優に超える時間を働いています。
「どうして農天市場は土日曜日だけなの」なんて良く聞かれます。
冗談で「完全週休五日制なんですよ」なんて嘯くけれども、残りの五日間はこれまた必死の畑仕事なんです。