おそらく生涯最後であろう、大リフォーム工事が終りに近づいた。
後は今日から始まる、高床式住宅の地下の天井にウレタンを吹き付ける工事のみ。
工事中から、仮足場の間を縫ってツバメが玄関の真上の片隅に巣を作り始めた。
作り始めは、職人さんが何度か払い落して、泥をぬぐっていた。
でも、「仕事の邪魔にさえならなかったらそのままにして」と言う言葉に巣作りは進められることに。
働き者のツバメの夫婦はあっという間に、新居を完成させたのです。
そして、早速抱卵が始まったようです。
その後、壁面の最後の仕上げに目地を埋める、「コーキング」専門の若い職人さんが来た。
若い、ヒゲを伸ばした職人さんもすぐにツバメの巣に気付くが、戸惑った末にその付近は中止。
「そこはしなくても良いですよ」と言うと「子育てが終わった頃、ついでを見て仕上げましょう」と言う。
施主と職人さんたちの心遣いで、ツバメはなんとか無事に子育てが出来そうです。
でも、最後の優しい男はツバメの夫でしょうか
卵を温める妻、雌ツバメを近くでそっと見守っているのです。
昨年あたりから、一羽見のようだが、悪知恵を付けたカラスがツバメの巣を襲撃する。
その、襲撃に備えて家の前の歩道の縁石状に投石用の小石を並べています。
そして、お客さんは別としてスベルべは、地下の出入口をりようして家への出入りをしています。