春、いや「現代農業」の二月号ナスの紹介を見たときから一目ぼれの「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」。
ネットで種子探しをする事から始めて、100本を遥かに超える苗を作ったのでした。
そして、夢にまで見るほど夢中になり、枝掻き害虫退治と懸命にやって来た。
芯くい虫の喰い跡を見つけると、穴の中に針金を突っ込んで退治した。
涙ぐましい努力の末、梅雨明けと共に一気に最盛期に突入。
収穫用の籠に収まりきれないほどの数です。
本当に、一回採った物をコンテナに移す始末です。
緑のナスが見えますが、これは日本の在来種「翡翠ナス」でこれもまた格別の味ですよ。
もう、この色ヴィオレッタ、いえバイオレットが素晴らしいですね。
イタリアの在来種、伝統の固定種のためか形は不ぞろいですね。
これが、もっとも標準的な形かなー。
種を仕入れた「ナチュラルハーベスト」の種子袋の写真よりもこちらの方が形が良いぞ。
朝日にスベルべの影が伸びナスの木に映ります。
スベルべママと上の娘が綺麗に草取りをしてくれた畝間もまた雑草だらけに。
良形のものは出荷し、撥ね出しものをステーキに。
いやー、ホントに日本のナスでは経験したことの無かった食感と味でしたよ。
喜び勇んで出荷したと言うのにスーパーでの売れ行きはもう一つ。
格好良い、ポップまで作って張り出したのにねー。
こりゃ強気の価格設定が売れ行き不振の原因でしょう。
まさか途中で価格ダウンと言う訳にも行かないから明日一旦全部引きあげましょう。
引きあげた物は全部我が家で食べちゃいましょうか。
でも、いくら美味しくても、「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」をご飯代わりって訳にも行かないし・・・(大笑)。