畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載29『土管干し』

2015-07-30 12:40:33 | 暮らし


  土管干し

 小学校時代の、秋の楽しみの一つに「土管干し」と言う遊びがあった。
誰に教えられたのかも今では思い出せない。
鉄道の線路下を横断する、用水の土管の上流方の入り口をスコップで回りの土を、
かき集めて埋め水の流れをせき止め、次に下流方の口から泥と水とをバケツを使って掻き出すのである。

 すると土管の泥の中で冬眠の準備に入っていた泥鰌、小鮒、時には鯰さえ出てくる。
いよいよ出て来ないときには、竹棒の先に藁を括り付け、それを下流方から差し入れ、
徐々に引き、泥と一緒に掻き出すのである。

 ときたま、列車が通るとその振動で少しずつではあるが泥と泥鰌が流れ出て有難かった。
山形出身の線路工夫長に線路から見下ろされ、「おーい、ドジョッコ獲れたかー」なんてお国訛りで訊ねられ、
去った後で口真似をして笑ったっけ。

 捕まえた肝心の泥鰌の味は子供の事でもあり、記憶に薄い。
しかし祖母に、両親に喜ばれた事を覚えているから、きっと冬前の泥鰌の味は良かったのだと思う。
泥だらけで帰っても叱られなかった。遊びも懐かしいし、
泥鰌も一度食べてみたいものと秋の稲刈りの終わった田を見て思い出す。

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野菜をモリモリ食べています

2015-07-30 04:01:28 | 食べ物

 スベルべの野菜がいくら美味しいとは言ってもやはり売れ残る。
と、言うか等外品、跳ね出しは家で食べるしか有りませんからね。

 こんな風に野菜だけは豊かで豪華な夕食の食卓です。
もっとも、たまには肉も食べたくて昨日の夕方は二人で外食し、焼肉は四人前、お酒は五人前(笑)。



 良く働き、良く飲んで、良く食べるのが我が家のコンセプト。
ももっとも、昨日アップしたように、焼肉を食べて帰宅し、風呂に入ったらいつの間にか、
居間のフローリングの上に、素っ裸で眠ってしまいスベルべママに、夜中に起こされると言う失態。

 これは、昨夜の食卓で、七時頃ようやく家に入り30分でスベルべママが夕食を整えました。
これは例の「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」のステーキ二種類で、美味しいったら有りません。



 そして、一日に二回も三回も着替えなければならないほどの汗をかき、塩分が自然に欲しくなる。
ぴったりなのが、スベルべママの北海道の姉夫婦からの贈り物の「糠さんま」です。



 新鮮なトマトも山ほどありますよ。
昨日は朝五時から野菜の収穫を始め、夕食後に地下でジャガイモの整理を終えたのが九時過ぎ。

 拘束なんと16時間で実働は12時間ほど。
午前も午後も最後は意識もうろうとなるような暑さの中での仕事でした。

 特にお昼間近の時間帯に大豆の土寄せなどするから大変な事に。
大豆の陰で、風通しが悪く、最悪で「逃げよう!」と二人で口々にして帰宅したのでした。

 うーん、そして最後の夕食で飲むビールの一口の美味しさよ、です。
つくづくと、健康で働ける幸せをかみしめつつ就寝です。背中に湿布を貼ってですが(笑)。

 今朝は午前中に「越後の台所 すずきち」さんの仕入れが有ります。
何と「朴の葉」と「笹の葉」と言う難しい注文も有りますが、どんな注文にも応ずるスベルべ夫婦ですよ。
コメント (2)
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