畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

涙もろくなっちまったなー

2016-03-13 04:39:16 | 暮らし

 昨日はスベルべママが一泊二日の旅に出た。
若い時に苦楽を共にした、仲間たちが集まるらしい。

 朝、精一杯応援して送り出したけれども、その後連絡は無いから盛り上がっているのでしょう。
そこで、スベルべトーちゃんは一人で夕食。でも、気遣って作り残したオデンがメーン。



 でもね、スベルべママの愛でも無かろうけれども、この最後かもしれないオデンが美味しい。
どの具も美味しいけれども、やはりとどめは大根に有り(笑)。

 コンニャクだって自家産のコンニャク芋から作った手造りですよ。
もう、本当に終りに近い里芋とか、一人で味わいつつ食べます。



 これも美味しい、「ウルイ」のはね出し。切って捨てられる運命の根に近い部分です。
でも、本当にこれが美味しい。捨てるなんてもったいないの一言に尽きます。

 ま、こうして、一人ぼっちの夕食は粛々と進んだのでは有りますが・・・・。
何せ、12日で東北地震と津波の不幸から丸五年が過ぎ去った日でした。

 ニュースに流れるのはあの辛い悲しいニュースばかり。
スベルべママがいたら、気にしちゃうんだけれど一人で、誰に気遣う必要もなし。

 一人で、声を上げんばかりに泣いていました。
どうして、何故、こんな悲しい事が起きるのでしょう。

 愛する連れ合い、愛する親、愛する子供を失って、まだその現実を受け入れられない人々。
愛する家畜たちを見捨てるしか無かった人々・・・・。

 何も出来ない自分がもどかしい。寄り添ってあげられない自分が情けない・・・・。
言い古された言葉だけれども、良くも悪しくも災害は風化しつつある。

 比べ物にもならないけれども、自身大きな地震と水害とに遭ってしまった。
でも、家族は一人として居なくもならないし、傷つきもしなかった幸せ。

 今日は二回目の「復興牡蠣オーナー制度」に二口申し込んだ。
気まぐれなスベルべトーちゃんの行動だけれども、少しでも助けるお手伝いが出来たなら。

 気の小さいスベルべトーちゃんは未だ、地震後の山古志地域を訪れていない。
物見遊山の様な気がして失礼で、怖くて足を踏み入れられないのです。

 東北が大好きで、高校生時代から何度も何度も訪れているスベルべです。
なんとか、再び東北を訪れ、せめて御慰めでもと思いつつ、怠惰な暮らしを続けている情けない男です。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする