畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

スベルべ夫婦の行き当たりバッ旅(その4)

2016-10-27 12:39:20 | 旅行

 「てわさの里」に別れを告げて出発。なお、「てわさ」って手悪さの事かなー。

魚沼では「手もんずら」って言うけれど、自嘲を込めて暇に任せた手仕事って感じなのかな。

 

 道の駅「みしま宿」に入り見物。お、素敵だななんて見る竹細工、スゲ細工が輸入品だったり。

レジに客がいなくなったところを見計らって工芸館への道を聞くと簡略に要領よく教えてくれました。

 

 途中の橋の上から見た風景が綺麗で、写真を一枚。

そして少し走ると「工芸館へ500m」なんて立て看板があり、それに従って走ります。

 

 到着です。立派な石の看板。

 なんだかワクワクしてきまね。

 でも、重厚な造りの出入り口で、一瞬休館日なのかなんて思いました。

でも、スベルべママがそっと入って振り返りオーケーサイン。

 

 民芸品、蔓細工が展示されている室内。

 

  竹製品です。

装飾品ではなく、実用品として使われるものの美しさは目を見開かせます。

 

  おっと、定価が見えちゃったー。安いと思うか高いと思うかは個人差があろう。

でも、親から子へと二代三代使えるって品物ですから、それを考えたら決して高くはないと思います。

 

 おー、一段と美しいバッグでさすがに「会津若松市長賞」だけのことはありますね。

店内に招かれ、色々なお話を伺った「平成浮世床」のご夫妻の話には胸を打たれた。

 店内に名人と呼ばれた男性の写真が飾ってありましたが、途中で制作意欲を失ってしまったとか。

名人があるところに出かけると、ご自身の作品にとんでもない価格が表示されていたそうです。

 ご自分が売った価格からは考えられない高さで、利用者よりも業者が喜ぶ実態が見えてしまった。

奥さんに先立たれたことも有ったけれども、そんな経緯も創作意欲をなくさせてしまったようです。

          (続く)

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スベルべ夫婦の行き当たりバッ旅(その3)

2016-10-27 05:49:34 | 旅行

 ダムサイト、ダムの躯体そのものです。

さすがに巨大ですねー。

 

 ずいぶん昔のことだけれど、同級生がこのダムサイトの売店の責任者だった。

彼がボートを手配してくれ、対岸に送ってもらって「ナメコ」採りに行ったっけ。

 

 只見町から真っすぐ桧枝岐村に向かうのが当初の予定でした。

でも、立ち寄った懐かしい只見駅で、パンフレットを見ているうちに気が変わった。

 急ぐ旅でもないし、時々コメントを頂いた『ハル』さんの住む「三島町」に行きたくなったのです。

只見からは1時間余り、往復してそれから桧枝岐を回って奥只見経由で帰っても大丈夫。

 カーナビに頼ったけれど、途中の大きな橋が工事で交通止めで手間取ってしまった。

でも、いきなり訪れた三島町で大感激することに。

 道や、工芸館の場所を尋ねるとなんと親切にもお店の店内に招じ入れコーヒーのサービスまで。

寄席文字を書くことや、写真が趣味と言われるご主人の家業は、あっと驚く「平成浮世床」!

 

 只見町で入手したパンフを頼りに探した「てわさの里」でした。

でも、それは建物などではなく、町全体通り全体がその名称になっているのでした。

 

 「平成浮世床」のご主人に教えていただいた手工芸品の店に嬉々として入るスベルべママです。

ここには、見たかった「山葡萄蔓細工」や「ヒロロ」製のバッグなど垂涎の品々がありました。

 

  「平成浮世床」のご夫妻然り、この「思草」の女性店主然り中々センスの良い服装。

地域全体が、そんな洒落た雰囲気で住人も自然に身に付いたセンスなのかとも思いました。

 

 三島町の工芸館の見学を進められ、先ずその前段として道の駅「三島宿」を目指すことに。

プライバシーの関係から掲載はしませんが「平成浮世床」の前で並んで記念撮影しお別れ。

 大昔の新婚旅行と言え、スベルべ夫婦は旅と言うと親切な方々に出会います。

うーん、日ごろ見ず知らずの方にも親切にしていることの見返りなのかなー。

            (続く)

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