畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載147「玉子焼き」(その2)

2018-04-06 07:12:33 | 山菜

     「玉子焼き」(その2)

 まだ外が暗いうちに出かけ、夜半に帰宅する父に、畑仕事をゆだねる訳にも行かない母は、

来る日も来る日も朝から晩まで、畑で働いていた。


 そんな母に、食事にさく時間は少なかった。

食材も新鮮な野菜を除けば、肉や新鮮な魚など望むべくも無い。いつ頃からか数羽の鶏を飼うようになった。

楽しみにして、餌をやり育てているとやがて卵を産み始めた。


 しかし、それが全部私たち家族の口に入るものではなかった。いくつかまとめては売るのである。

いや、売る数のほうが多かったと思う。

たまさかの楽しみ「玉子焼き」も、美味しく食べるためと言うよりも、増量するための混ぜ物が入るのが常だった。

そんな「食い物の恨み」的な思い出のある卵は、今でも私の好物なのは変わらない。

             (続く)

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温室の中で「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」を蒔く

2018-04-06 05:33:54 | 野菜

 ビニールハウスの中に、直売所「農天市場」の閉鎖で用済みになった看板を敷きます。

10年も繰り返し使って、もう使用限界に近付いていましたから、第二のご奉公ってってとこかな。

 

 その看板の合板の上に断熱材を敷き、そして電熱シートを広げる。

これで、種蒔きは準備が整ったと言う事です。朝一に「種蒔き培土」を購入してきました。

 

 先ずはこのイタリアナス「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」を蒔きました。

うーん、36穴の連結ポット3枚に蒔いたから順調にいったら苗は100本を越えるかな。

 

 そして、我が家のナスの本命「山本ナス」を蒔きます。

これはブログ友達の「熊取のおっちゃん」さんから頂いた優秀なナスです。

 

 ナスの種子ってこんなものですよ。

「山本ナス」も「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」も種を自家採種していますが、念のためにと購入も。

 

 午後4時ころまでかけて、36穴の連結ポットを7枚蒔きました。

と言う事は、250本余りの苗を目指していると言う事ですね。

 まだ、雪の解け具合をみてからトマトは蒔こうと思います。

余り早くて、苗ばかり大きくなり過ぎても畑が間に合わなくては大変ですからね。

コメント (2)
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