斜面にしっかりと花開いています。
逞しさと言うか、生命力には驚かされました。
両側の土が洗い流され、その間でわずかに残った土に球根は残っていたのです。
ここまで、残るとは到底思えなかった斜面の荒れ方でしたから、嬉しい事です。
土が、ドンとまとまって落ち、カタクリの根、球根もそっくり落ちたよう。
それでも、球根さえ土に埋まっていたら大丈夫なんですねー。
まとまって生えた株です。
きっと、一つの花からこぼれ落ちた種子が、そっくりそのまま芽生えたのでしょう。
石の間からの芽生えです。この山の特徴で石は丸みを帯びています。
このことから、この山が魚野川が作った氾濫原が持ち上がって出来た河岸段丘の山だと言う事も分かるのです。
13年前の中越地震の際も、我が家の裏手で大規模な土砂崩壊が発生しました。
もう、緑を取り戻すのは無理、いや取り戻すにしても何年もかかると思ったのに、2、3年で緑を取り戻したのでした。
(終わり)