「ニンニク醤油」
最初に「ニンニク醤油」を作った際は妻と娘達に猛烈に非難された記憶が有る。
ニンニクの株をばらし、一片ずつに分けて薄皮を剥いて、広口瓶に入れた醤油に落とす。
ただ、これだけの事でしばらくすると結構万能の調味料が出来上がるのだ。
嫌われたのはその猛烈な匂い。
何せ、広口瓶のふたを開けただけで部屋中に猛烈なニンニクの香りが立ち込めるのだから。
でも、その実力たるや較べる存在も無いほどの調味料としての実力を持つ。
いや、きっと栄養価だってきっと同じ位の力を持っている事に違いない。
肉ジャガなどに使っても信じられないほどに美味しくなるのですから。
もちろんカレーの具に合わせて入れても美味しくなりますよ。
ま、しばらくしてまっ黒な醤油色に染まったニンニクもスライスして結構美味しい酒のつまみにさえなるのです。
しかし、いくら美味しくて身体には良いと言っても、自分の匂いはともかく他人の発するニンニクの匂いは、
決して良いものでは有りませんね。食べるのだったら家族全員の同意を得、そして全員に食べて貰うことでしょう。
薬効が有るとは言え、沢山食べた人が居た部屋に入ると、つーんと目に沁みるほどの匂いがするのですから、
自分が食べるにしてもそれなりの覚悟を持ってと言う事でしょう。