畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載150「無水鍋」(その2終わり)

2018-04-28 20:53:13 | 食べ物

         無水鍋(その2終わり)

 私も購入を決心した。若い独身者の買い物に職場の人達は驚いたようだ。

昼休みの終わる頃までに五個ほどの鍋が売れた。


 しかし、鍋の家庭での評価は芳しくないものが多かったそうだ。

「こんな高い鍋を買ってきてどうするの。あなたが料理してくれるのね」と叱られた先輩が最悪の結果。


 寮住まいの私が、心配半ばの気持ちで休日に自宅に持ち帰ると、料理好き、

新し物好きの母は事のほか喜んでくれた。


 それから三十数年。今もこの鍋は我が家では重宝されている。

鍋の底に小石を並べ、さつま芋を一杯に入れる。

そして弱火にかけること一時間ほどで、香り高い絶品の石焼イモになるのである。


 他にも厚手の蓋は、クレープを焼いたり、薄焼き卵にも活躍する。

鉄火味噌用の炒り大豆。ピーナッツ味噌用のピーナッツ炒り。

ゆっくり火の回る鍋と、その蓋の厚さは今も旨い物をもたらせる。


 鍋も使われ冥利に尽きたと言う事でしょうか。

私も投資の甲斐のあった、独身時代の気紛れの結果であった。

          (終わり)

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苗の植え替え開始(その1)

2018-04-28 05:06:10 | 野菜

 

 連結ポットに蒔いた種子がはらはらさせられながらもすべて発芽。

そして、順調に大きくなってきたので、そろそろ丸いポットに移さなければならない。

 

  電熱シートの上の現状です。

トマト、ナス、ピーマンとそれぞれ発芽にかかる時間が違い、そのあたりもハラハラの原因。

特にスベルべママが管理する「エディブルフラワー」類の発芽は良くないなー。

 

  トマト、ナスは100パーセントの発芽率とまではいかないがかなりの確率で発芽。

6×6で36穴の連結ポットに2粒蒔いて発芽しているのも有るから、数的には十分ですよ。

 

  手前の3枚はまだ発芽が見えないが、これは種子播きが遅かったから。

地方野菜の「神楽南蛮」や小さなピーマン「ピー太郎」で少し時期をずらしたかったのです。

 

 トマトだけだって8種類もあるから、間違わないようにポットに名前を張る。

8種類がそれぞれ10数本あるから、結構数も多いことになりますね。

           (続く)

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