畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載169「アケビの中身は熊の食べ物」(その1)

2018-09-07 08:58:25 | 山菜

    アケビの中身は熊の食べ物(その1)

 

 アケビを食べた経験はたいていの人が持ち合せているのではないかと思う。

でも、それはほとんどが甘くて種の多いアケビの中身であり、

皮は食べた事が無いのではなかろうか。実は、あの皮こそ大人の食べ物と呼んでも良い、

美味しいものなのだ。


 山菜の食べ方、保存、栽培は我が新潟県のお隣、山形県の方が随分発達し、

美味しさを享受することについては、我が新潟県民の遠く及ばないところだと思う。

何かの本でユーモアたっぷりに書いた一文を見つけた。

曰く「山形じゃ、アケビの実は熊の食いもんでー、皮が人間の食いものだー」なんて。


 食べ物に関しての好奇心旺盛な私が試さずにはいられない話だ。

幸いと言うか残念と言うか、最近野山を駆け巡って、木の実を採って食べる子供など見かけない。

アケビとて同じ事で、最近は少し藪を覗くと農道の脇でもいくらでも手に入るのだ。


 出来るだけ大きくて、肌がきれいな紫色の物を選ぶ。

妻はあの独特の甘さのファンだが、辛党の私には少し苦手なほどの味。

さて、中身は食べても良いし、もちろんスプーンでかきだして捨てても良い。

ま、熊がもったいない何て怒る事も無いでしょうから。

               (続く)

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秋野菜の種を蒔き続けて(その1)

2018-09-07 05:27:03 | 野菜

 台風通過の前の事です。

まだ、夏の名残の雲の見える空の下、種蒔きが順調に進みます。

 

  左の草藪には目を瞑って下さい。

スベルべ一人の仕事では手が回りかね、さつま芋の畝が草藪と化したのでした。

 

  さて、この日蒔いた種を紹介しましょう。

小型白菜です。おっと、値札が付いたまま。企業秘密がバレバレ(笑)。

 

  蕪はこの種類を何袋か購入しています。

またの名を「雪の華」なんて美味しそうなネーミング。

 

  欠かせないのがこの「最上蕪」です。初めてスベルべママの友達から頂いた際は「地蕪」なんて。

初夏に実った莢から自家採取した種で、たっぷりありますよ。歯切りが良くて美味しいですよー。

 

  これも我が家の定番野菜の「高菜」です。

初めて作ったのは山形出身の友人から「山形青菜(やまがたせいさい)」と言って種を頂きました。

 

 春に種蒔きを忘れていた「ルッコラ」またの名を「ロケット」です。

用途は幅広く、胡麻の香りがする一種のハーブでしょうか。

 いつも不思議に感じるのはイタリア産野菜の種子の価格の安さ。

いえ、一袋自体は安くはないかも知れないが、入っている量が半端じゃありません。

 我が国の種屋さんを中傷誹謗するわけでも無いけれど、やはり単価を高く感じる。

彼の国はF1、一代交配よりも伝統種、地方野菜が多く、そのために安いのかなー。

           (続く)

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