(グランドホテルで行われた歓迎式典。我が家に来たテキサス娘は、スベルべの勧めで神輿を担ぐ。
この式典では我が娘が、二人組で司会をし度胸の良さに驚いたものでした。)
ホームスティ(その1)
上の娘が高校1年生の時のことだから、もう20年ほど前のことになる。
長岡市内の高校に進学した娘がある日突然言った。
「ねー、アメリカに行っても良い」思いもしない言葉に驚き事情を聴くと、
長岡と姉妹都市のアメリカのテキサス州フォートワースの高校生徒の交換ホームスティがあり、
それに応募したいと言うでは無いか。
誰もが知る大手スーパーの社長がスポンサーになり、旅費などの面倒は見てくれると言うのだ。
夫婦で顔を見合わせながら話を聞いたが、反対するほどの理由も無い。
娘は「それでは申し込むけれど、市内6高校から一人ずつだから、申し込みが多かったら選考によるんだって」と言う。
市内在住者が条件だったらしいが、娘の通う高校では市外からの通学者が2名応募したのみだった。
後日、帰宅した娘が合格しアメリカに行くことになったと伝えた。
さて、それからが大変。家は新築したばかりでそれなりの受け入れは出来る。
でも、娘を含めて英語が出来るものなど家族にはいない。
最低限の日常会話が出来なくては我が家にアメリカ人なんて受け入れられないでは無いか。
(続く)