畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載172「ホームスティ」(その1)

2018-09-28 12:19:58 | 暮らし

 (グランドホテルで行われた歓迎式典。我が家に来たテキサス娘は、スベルべの勧めで神輿を担ぐ。

 この式典では我が娘が、二人組で司会をし度胸の良さに驚いたものでした。)


        ホームスティ(その1)

 上の娘が高校1年生の時のことだから、もう20年ほど前のことになる。

長岡市内の高校に進学した娘がある日突然言った。

「ねー、アメリカに行っても良い」思いもしない言葉に驚き事情を聴くと、

長岡と姉妹都市のアメリカのテキサス州フォートワースの高校生徒の交換ホームスティがあり、

それに応募したいと言うでは無いか。


 誰もが知る大手スーパーの社長がスポンサーになり、旅費などの面倒は見てくれると言うのだ。

夫婦で顔を見合わせながら話を聞いたが、反対するほどの理由も無い。

娘は「それでは申し込むけれど、市内6高校から一人ずつだから、申し込みが多かったら選考によるんだって」と言う。


 市内在住者が条件だったらしいが、娘の通う高校では市外からの通学者が2名応募したのみだった。

後日、帰宅した娘が合格しアメリカに行くことになったと伝えた。

 さて、それからが大変。家は新築したばかりでそれなりの受け入れは出来る。

でも、娘を含めて英語が出来るものなど家族にはいない。

最低限の日常会話が出来なくては我が家にアメリカ人なんて受け入れられないでは無いか。

            (続く)

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雨の山里を走る(その2)

2018-09-28 05:25:52 | 旅行

 

 国道252号線を横断するように、行ってみたかった廃村に向かった。

ここが廃村になったのはずいぶん昔の話で、20年ほど前には崩れた民家も見えたのだが今は見えない。

 ところが、緑濃い深い山中を走っていると、手作り風の看板が見える。

県道沿いに駐車場が有ったので車を止めて歩いてみた。もちろんだぁーれも居ない。

 

  「手づくり村 相川」とある。ここは、旧川口町に属し、相川と、山の相川、二つの集落があった。

こちらはその「山の相川」に当たるのだけれど、どなでもどうぞの添え書きに釣られ行ってみることに。

 

  もう一つの看板です。

これも手作り風の洒落た看板。どなたが作ったのでしょうか。

 

  坂を上っている最中に、上に妙な建物を見つけた。

あちらこちらにイラスト風の看板が吊り下げられたり、木に打ち付けられている。

 

 杉林を切り開いたばかりのような空間、広場。

杉の木の丸太を切って椅子代わりにしてある。テーブルまであります。

        (続く)

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雨の山里を走る(その1)

2018-09-28 04:37:51 | 旅行

 朝から雨が断続的に続いた一日。

午前中は散らかり放題の「農天市場」を掃除しました。

 そして、午後は娘夫婦は外出し、退屈したスベルべママにお出かけをせがまれました。

久しぶりに行ってみたいところが有り、昔オートバイで走った山里、いや山中に入った。

 

 一枚目の写真とは沢と県道を挟んで反対側の沢です。

いずれにせよ、沢筋の両側は深く、そして険しい様相を見せています。

 

 雨、そして平日と言う条件もあったがそれにしても行違う自動車は居ない。

沢が少しでも開けたところには水田があり、山中とはいえさすがに稲刈りは終わっていました。

 

 あ、そうでした。

この県道は「小千谷大和線」と言うのでした。とにかく深い山中を走っています。

 

 あ、ここかー、この補助金事業がこの地域を選んで実施されている話を聞いていたのでした。

主宰者は一時期我が家を足しげく来宅していました。

 でも、補助金事業を嗅ぎ分ける能力に長け、あちらこちらにつてを持っていた。

行動にややうさん臭さを感じ、約束の時刻に遅れ、いや忘れて居た様で、叱責するとそのまま疎遠となってしまった。

           (続く)

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