畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

山の畑よさようなら(その2終わり)

2019-12-15 05:12:53 | 

 ポロネギを採る時間が出来たので、そちらに向かうついでにカキの木の様子を見に。

鈴なりだった柿の実が変に減ってしまい、熊が来たのかとも考えたからでした。

 

  でも、熊が食べた跡は見えず、タヌキなどの小動物の痕跡だけが。

熊はもう冬眠状態に入ったのでしょうか。当分は山に入る際に注意が必要なようです。

 

  柿の木の先、山の端に行くと木の葉も落ちて緑の屋根の我が家も見えます。

我が家とこの山の畑の斜面の間、杉林の中に熊が潜んでいるのではないかとにらんでいるのですが。

 

  ポロネギを採りながら来た方向、軽トラとスベルベママの姿を見ます。

手前にキャベツの一部が見えますが、カラスにやられたらしくて、中の白い葉が見えていました。

 

  ほら、儲けもののような雪の下からのポロネギですよ。

ただでさえ甘くて美味しいポロネギです。雪に会って一段と美味しくなったことでしょう。

 

  珠玉の名品「雪の下大根」です。

衝撃でひびが入るほどの大きさ、熟成具合ではないけれど、十分に瑞々しく美味しくなっています。

 

  寒くて冷たいにもかからわずせっせと雪をかき分けて葉物野菜を採ったスベルベママでした。

でも、冷たい思いをするだけの価値はありますね。この美味しそうな雪の下葉物野菜をご覧ください。

 もうこれで山の畑に未練はない。「山の畑よご機嫌よろしゅう~♪また来るときには笑って遅れ~♪」

と、思ったけれどその後高温続き。雪はぐんぐんと溶けて減っていますからまだ採れるかなー、って欲張りー(笑)。

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連載218「歳取り魚」(その2)

2019-12-15 05:11:18 | 食べ物

 スベルベママが切り終えて並べた塩鮭です。


 これが、「塩鮭」のマリネ。美味しいですよー。

         

         歳取り魚(その2終わり)

 親戚からのお歳暮は、やがて北海道、札幌に居を構えた妻の姉夫婦からの贈り物として届くことが主となったが、

その後従姉からも頂くことも有るようになった。

時代の背景もあり、札幌からの鮭は大抵紅鮭の逸品。鮮やかな朱色が見るだけでも生唾が湧くような一級品だ。


 亡父が塩鮭を食べるたびに言っていた言葉に「昔の鮭は美味かった」と、言う言葉がある。

確かに手間暇かけて塩をなじませた鮭の味は即製の塩鮭をはるかに上回るおいしさがある。

減塩志向が塩鮭の味を変えたという側面もあるとにらんでいるのだが。


 札幌の姉から伝授された美味しい食べ方も例年試す。

それは「塩鮭のマリネ」だ。尾の身の方から一部を切り身にせずに切り取り、皮を剥き2ミリほどの薄切りにし、

塩、オリーブオイルに酢を合わせたつけ汁に浸すだけ。


 もっとも、皿に盛る際は見栄えと栄養バランスも考えて、玉ネギ、ニンジンの千切りも添えることとなる。

札幌の姉夫婦は「一匹物の半分もマリネで食べることさえ有る」と言う。いや、それほど引かれる味でも有るのです。


 大晦日、年取りの魚として塩鮭は欠かすことがない食習慣は東日本の事であり、

西日本では鰤になると言うから日本申し訳ない広いものですね。

            (終わり)

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