前日と同じような写真ですが、骨まで柔らかな鮭と大根の相性はぴったりです。
鮭の頭が二つで100円!(その2終わり)
もう一種類の「英才」は肉質が緻密で、おでんをはじめとする煮物系にはぴったりだと考える。
昔の大根って輪切りにして煮ると、煮込むほどに大根の表面に筋のように模様が浮かび出たものだがそれがない。
煮込んでも表面はなめらかなままで肉質のち密さを感じさせられます。
さて、その鮭の頭ですがまずは出刃包丁で真っ向から竹割の二つ切り。
エラがついていたらこの際に取り除く。そして、じゃりじゃりするほど塩が残っていたら、
これも亀の子たわしでこすって洗い流します。
そして、洗った圧力鍋にその鮭の頭を入れてタイマーを45分ほどにセットして着火します。
鮭の頭が煮えているうちにくだんの「英才」の皮を剥き、輪切りにしますが、ここにも私流のこだわりがあり、
「おでん」にはおでん用の厚さ。そして、鮭の頭と煮るにはおでん用よりも少しだけ薄めにする。
合わせなくても計らなくても、用途によって切る大根の厚さがそろうのがひそかな自慢でもありますが、
ほめてくれる人はいない。
輪切りにした大根は丁寧に面取りをして、別の鍋でやはり、圧力鍋と同じくらいの時間をかけたら柔らかくなります。
さて、タイマーが知らせてくれたらコンロからおろして蓋に水をかけてから脱気し蓋を開けて煮汁で塩分を確認。
濃かったら大根を煮た鍋の水分で薄めたらよい。
これだけの事、材料は鮭の頭と大根だけというチープシックにして豪華な秋の味が完成です。
(終わり)