昨日外出する際に、時間待ちに読もうとして整理中の本の山の中から選んだ一冊。
思い出してみると、熊騒動だった昨年ではなくて、その前の年に手に入れた記憶がよみがえる。
帯の言葉が問題を簡潔に表している。WHO‘S BAD?
熊のみならず、自然環境の変化、野生動物と人間の関わり合いについて述べた一冊でした。
下の本はいつもの月刊誌「ビーパル」の2月号。
何回も紹介していますが、創刊号以来の愛読者でもあるのです。
魚沼では昨年多数が出没し、被害者も多く出てしまいました。
しかし、他県では何年も前から問題になっていたのですね。隣県、近県では何年も前から問題になっていました。
(写真は再掲です)
昨年の11月にはとうとう我が集落内で足跡が発見されています。
そして、この後我が家の近く、線路のすぐそばで目撃されたという情報がありました。
(同じく写真は再掲)
こんな風に民家のすぐそばの水田に足跡を残し、道路を横断してその後は不明になっていた。
我が家の近くで目撃された熊は、この熊が徘徊しているものだかもしれません。
今回再読した本は、熊や野生動物の問題を根本から考えています。
特に熊、ツキノワグマの生態を詳しく分析されていて、今後の熊対策の教訓となりそうな内容です。
簡単に人里への出没を、「山の木の実の不作」で片づける向きもあるがそんな簡単な話ではない。
熊の生態、人間の経済活動。いろいろな深い問題を抱えてしまっている現代なのです。
まさに「WHO‘S BAD?」です。私たちは自然とのか割合に大きな問題を作り出してしまっているのです。