畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

少し昔の雪国は

2020-01-03 04:57:39 | 自然

 体調、気分の低下はブログネタにも影響。古い写真を再掲ながらアップしてみます。

昭和53年くらいの冬の写真。新婚間もないころで新妻スベルベママが二階の窓から写した一枚。

 まだ高床式住宅など考えられない時代で、二階の窓まで雪に埋もれて掘り出しているのでしょうか。

あの頃の休日と言えば朝から屋根雪下ろし。そして、下した雪の処理で一日が終わってしまうのでした。

 

 我が家の隣には父が建てた機械加工の小さな平屋建ての工場があった。

義兄の助けを得て、その工場の雪下ろし。スベルベの赤い防寒ズボンはスベルベママが国体で着用したものでしょう。

 

 これは記憶に残る中で最大積雪深が5メートル近かった「56豪雪」の写真。

今は我が家の隣に家を新築されたのですすが、その古い家は二階まで埋まる雪。

 その後方にコンクリートブロック造の鉄道官舎が見えるけれど、ほぼ全体が埋まっている。

もうこの時代は駅も無人となり、鉄道官舎も無人でしたが誰かが管理していて屋根だけは雪を下していた。

 

 駅前道路を駅側から国道に向かっての一枚。

幼い娘たちと、その向こうには亡父とスベルベママの姿。

 

 これから只見線、大白川駅まで除雪車の常務に向かう同僚たちが立ち寄った。

この年でしょう。只見線も一週間ほど全面運休になり、運転再開のためのロータリーに乗務したスベルベ。

 山に降り積もった雪がロータリー除雪車の振動で雪崩になり自分が川に押し流される・・・。

ひょっとしたら生きて帰れないかもしれない。なんて気持ちがしていた若き日のスベルベでした。

 そんな時代は本当に夢のような昔話の世界になりました。除雪体制の変化もあるけれど、降雪量が少なくなった。

そして道路も広くなり、除雪も行き届き、屋根雪も自然落下の地下水消雪で処理して心配は要らなくなりましたから。

コメント (2)
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