読み仮名審議に期待する
法務大臣が氏名の読み仮名に関して、法制審議会に諮問すると報じられた。その中には、漢字と異なる読み仮名をどこまで認められるかも、含められている。
遅きに失した感もあります。本紙の「うぶ声、おくやみ」欄を見てもいつも感じられるのが読み仮名でもある。うぶ声欄にはひらがな名前の他には必ず読み仮名が付いている。それだけ、読み方の多様性が認められているという事です。
それに比して、例外はあるとしてもおくやみ欄の名前の潔さ、誰でも読める名前が多くてなんだか安堵感を持ってしまうのです。
他人と違う名前を付けたいという気持ちもわからなくはない。でも、読み方が自由な現在の、クイズもどきの読み方には疑問を感じざるを得ない。個性的という事も大切でしょう。しかし、個性は名前ではありません。その後の生き方で育てる、育つのが個性です。
私の名前は、亡くなった両親が読みやすい、書きやすいを考えて付けたと聞きましたが、名前で苦労したことは無い。名前は例外を除き、一生ついて回るものです。諮問での結果に期待したいと思うのですが、どうなることでしょうか。
(おせっかいオジサンのスベルベ新聞投稿です。これまたおせっかいな、編集者が校正。題名と本文が投稿と違っていますが、ま、良しとしましょうか。言いたいところは違ってはいませんから。)