「十」って名前の読み方は(その1)
昔、笑い話のように聞かされた名前があった。話を聞かせてくださったのは山形県出身の先輩で、恩人でもある。その「十」の名前としての読み方は最後にお明かししましょう。昔から、新聞などの「おくやみ欄、うぶ声欄」には目を通すことが日課にもなっていた。古希を迎えたころから特にその傾向が強くなってしまった。
古希、七十歳を越えたらどうも先行きが気になり始める。自分の人生の残り時間の減少から、他人、特に同級生当たりの消息が気になるのです。
さて、新聞の両欄を見ていつも感じるのが、時代、生まれた年代による名前の変遷です。一概には言えないが、「おくやみ欄」には年配者が多いためもあり、シンプルで読みやすい名前が多い。
対して、「うぶ声欄」には目新しい名前が多く、「おくやみ欄」の名前には無い、ふりがなが付いている。失礼ながらふりがなが無かったら、絶対に読めない読み方の名前が多くて驚かされる。
(続く)