畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「ゼンマイ」を絶壁の山で採る

2014-04-26 05:07:10 | 山菜

 疲れた、疲れたと言いながら昨日は朝5時からの「コゴメ」採りに続き、
マックスの散歩を終えての朝食後、山へ「ゼンマイ」採りに向かう。
晴天、高温が続いた山は一気に「ゼンマイ」の最盛期へと突入していた。


 「ゼンマイ」の傍に「オオバキスミレ」や「カタクリ」も見えて春たけなわ。


 斜面の植物達は一斉に春を謳歌し始める。


 急斜面の「ゼンマイ」を上から眺め下ろす。


 丸裸のように見える、土だけの急斜面には色々な植物が共生している。


 ほら、「ゼンマイ」の下部の中にひょろりと長いものが見えるでしょう。
これは通称「男ゼンマイ」と言って普通は食用にしない「胞子葉」ですよ。


 45度を越えるような絶壁に近い斜面を、細い雑木を頼りに掴んで移動しながら収穫する。
背中に付けた「ゼンマイブートー」と呼ぶ、山菜採り用の入れ物が重くなってきました。

                   (続く)
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「コゴメ」が美味しくなった!

2014-04-26 04:42:56 | 山菜

 越後魚沼の春は、雪消えと共にやってきて、そして足早に去っていく。
その僅かな期間の春に命を燃やすのが植物で、この「コゴメ」も例外では無い。


 「コゴメ」は地方によっては「コゴミ」とも呼ばれるらしいが学名は『クサソテツ』です。
羊歯類の特徴で地表から伸び始めた時はクルリとゼンマイのように丸まっている。


 食べても、癖の無い美味しい山菜の一つです。
でも、気温が上がってから出てくると濃い緑色から薄緑色に変化してきます。


 茶色の少し奇怪な形をした茶色の葉は昨年の伸びた「コゴメ」の葉で「胞子葉」です。
株からもランナーのような増え方もするらしいが、この葉からも胞子を飛ばして繁殖するらしい。


 昨日は朝食前にスベルべとスベルべママとマックスとで山の畑に行きました。
忙しい合間を縫ってゼンマイも撮って帰ります。

 ゼンマイは採ってすぐに食べられる山菜では無く、先ずは冠っている綿帽子を取り茹でる。
そして、根気よく何回も揉みながら乾燥して出来上がるのです。


 下の畑の仕事に軽トラに積んで行き、腰を伸ばす休憩代わりに揉みます。
畑仕事の前のウォーミングアップ代わりに「ゼンマイ採り」でしたから疲れましたね。

 足も腰も、いや全身が重い綿のように疲れきっています。
体重増と加齢を感じさせられるこの頃、いや今年のやや寂しい春です。

 と、言いつつもそこは根っからの山男スベルべトーちゃん。
昨日も朝から「コゴメ」をレジ袋三つをま゛採って帰りマックスの散歩、ゼンマイ採りと続きました。
さて、結果は?続いてアップしますからお楽しみにー(笑)
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「オカヒジキ」を植える

2014-04-25 04:12:48 | 野菜

 畑仕事が年間で一、二と言うほど忙しいのにスベルべママは終日のパートが続いている。
仕方なく、スベルべは一人でせっせと働く。この日は先ずは「オカヒジキ」の植え付け。
長く張った黒色マルチに専用の穴開け器でせっせと穴を開けます。


 そして、イボ竹の先端でグリグリと土に穴を開ける。


 育った、苗箱、連結ポットから苗を取り出します。


 苗はこんな風に育っています。


 そして、イボ竹で開けた穴にポトンと落とす。


 土で埋めて植え付け完了。


 農作業ってこんなものなんだけれども、腰をかがめての仕事も疲れます。
夕方になると足腰はパンパンに張り、へろへろ。
そうですよね、一日スクワットをしているような状態ですから。


 ところで、折角連結ポットで苗を作ったけれども長大な畝を埋めるには至らない。
しかし、ラッキーな事に昨年作ったところに、自然に落ちた種子から芽が出ていた。

 これを苗に使わない手は無い。そこで次からはこの稚苗を移植コテで掘り起こして使う。
でも、本当に細く、そして繊細な苗です。

 これは今度、割り箸程の棒で土に穴を開けて植えます。
所用で葉を訪れた同級生の女性が、呆れたような、驚いたような声を上げました。

 せっせと植えて、昨日で350株程を植え終わりました。
でも、あの長い畝全体を埋め尽くすと1,000株以上にはなるでしょうね。
うーん、こりゃ収穫作業も大変。また、スクワットの連続ですよ(笑)。
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雨の日も晴れの日もマックスと一緒です

2014-04-24 04:38:43 | マックス

 マックスはどんな日でも、軽トラを動かそうとすると、乗りたいとせがむ。
雨の日のハウス、温室内の仕事にも同行します。


 なんだか、スベルべトーちゃんと一緒だと安心するようです。
でも、15歳を迎える頃から、急激に老化が始まってしまった。


 軽トラに乗る時の体制も、昔は反対側のドアにぶつかるほどの勢いで飛び乗った。
でも、今は調子が良くても、這い上がる程度。
乗ろうとして戸惑っている時は「いーかー、どっこいしょ」なんて声を掛けて抱き上げる。


 昨夜も、その前の晩も夜なかに吠えて起こされた。
眼が覚めると、階下に降りるがマックスは表に出て吠えている。


 もう耳はほとんど聞こえないのだけれど、抱きしめて撫で「ほら、夜だよ寝んね」と言い聞かす。
安心したかのように小屋に入り込むけれど、やはり少し認知症気味なのかも知れない。


 マックスが我が家にやって来たのは15年前のゴールデンウイークだった。
少し大げさにいえば、苦楽を共にしてきた。って感じです。

 あの、10年前の中越地震。そして3年前の新潟福島豪雨とマックスと共に経験しました。
登山にも何回も同行し、新潟・山形県境の「日本国」までも、長距離遠征して登ったものです。

 マックスも、こんな風に眠りながら、そんな日々を思い出して夢見ているのかも知れない。
どう考えても、悲しいけれど別れの日もそう遠くないように思える。

 マックスは夢の中で、遠くどこかへ行ってしまった、仲の良かった「ロン」や「ワンタ」や、
ライバルだった「ポチ」や「チャー」や、小柄で可愛かった「モモコ」を思い出しているのかも知れない。
仲良しもライバルもみーんな遠いどこかへ行ってしまって寂しいマックスです。

 「大丈夫?マックスが居なくなっても?」なんて言われるけれど、人が心配するほどじゃないよスベルべは。
と、言えるほど落ち着いて見送ろうと覚悟を決めつつある飼い主スベルべです。
コメント (2)
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次々と芽が出てハウスも大賑わい

2014-04-23 05:00:41 | 野菜

 昨日はズッキーニの植え替えを主体の仕事をハウスの中で一日していた。
でも、次々と発芽した野菜は育ち、間も無く植え替え時期を迎える。

 これは加熱用トマトの「サンマルツァーノ」だけれども50本以上は確実に有りそう。
前にも述べましたが、F1では無い固定種は発芽率も高く、しかも価格も安価で嬉しい。


 少し遅めに播いた「タイム」も小さな芽が揃って出ている。
後ろ左は黒皮の大玉スイカで、右の変わった葉はスベルべママ担当の「るこう草」です。


 「今年の種は発芽率が低く35%ほど」なんて説明が有った「アロイトマト」もご覧の通り。
なんとか、20本は確保できそうですから嬉しいですね。

 大玉品種の中ではもっとも糖度が高いと言う説明ですから楽しみです。
そしてもう一つの楽しみは、自家採種です。沢山種子が採れたらどなたにでも進呈しますよ。


 「これぞイタリアのグルメ野菜」なんて説明の有った「ストリドーロ」も順調です。
どんな味がするのかな。もし、興味がございましたらお調べ下さい。


 「ルバーブ」もポツリポツリと芽を出し始めました。
これなんて、昨年の種子であまり発芽を期待せずに播いたのでしたが。


 中々発芽しなかった「ローズマリー」だったが小さな芽が見え始めた。
まさに「ローズマリーの赤ちゃん」ですよ。


 これも昨日植え替えをした苗で上は生食用カボチャの「コリンキー」。
そして、下の小さなポットは「紫バジル」で20株を連結ポットからポリポットに移植。


 「紫バジル」はまだこんな可愛い姿です。
他にも、小さな葉の「バジリコナーノ」なんて言う、こんもりとした立ち姿と言うバジルも移植。

 まだまだ数え切れないほどの種類の種子が続々と発芽中。
ことわざ通りの正に『自分で播いた種』が植え替え、植え付けを待ち、スベルべトーちゃんを苦しめます(笑)。
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