畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

無料「フリークライミングスクール」開設?(その2終り)

2014-04-30 12:49:34 | 山菜

 さて、一旦上に引きあげてから次は第二のクライミング場へ行きます。
こちらの方か、初回よりも少し難易度の高い絶壁です。


 上が上なら下も下。
雪崩に削られ、下へ向かって続いている。ま、落ちたらここも大けがは必定。


 そんな、危険な急斜面と尾根の境目にはこんな立派なゼンマイが有るのも事実。


 「ゼンマイブートー」を一杯にした娘が、雑木と格闘中。


 下で待つスベルべトーちゃんは僅かな窪みのゼンマイの株を見つけて娘の到着を待つ。


 そして、ポーズを取って記念撮影。
いえね、もう一枚正面から写してもらって「遺影にはこれを使って」なんてブラックジョーク。


 さて、ところでこの沢の終りは断崖絶壁で降りる訳には行きません。
ツルツルの斜面に足場を見つけてトラバースして足場の良いコースに移動。


 さー、ここ全体が「フリークライミング用の壁」です。
トリッキーな設定のある斜面であり、とても素人が入られるような場所ではありません。


 旧道の杉林の中を歩いて帰ります。


 さて、二人で採ったゼンマイは茹でてムシロに広げると4枚分。
こんな日が何日も続いたら、結構な稼ぎになるのですがねー。

 皮肉な事に、暖冬小雪の年は頂上から麓まで一気に春が来るので沢山採る事も難しい。
ま、身体が二つあったり、気の揉める畑仕事さえ無かったら難しいばかりではありませんが。

              (終り)
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無料「フリークライミングスクール」開設?

2014-04-30 05:16:26 | 山菜

 先日帰宅した娘が、時々近くのフリークライミング場へお金を払って通っていると言う。
「なーんだ、そんなの勿体ない、無料の場所が有るぞ」
「エッ?それってどこ?」「ゼンマイ採り!」と言う訳で娘をゼンマイ採りに案内。


 「指先で身体を確保するフリークライミングよりも雑木が握られるから楽」なんて言う娘。
でも、ベテランのスベルべトーちゃんはコースを知りつくし、辿るコースを時々指示する。


 雪に押されて曲がった雑木で、積雪の多さと雪崩の頻発が思い起こさせられる。
でも、晴天続きで足元がしっかりとしているから楽なのですよ。
これで足場が雨や、雪解け水で湿っていると滑って始末に負えなくなってしまいます。


 さて、フリークライミングスクールの先生の模範演技です。
この日は何時もの、足裏に突起のある地下タビは娘に使わせスベルべはゴム長着用。


 この辺りには「イタドリ」、この辺りでは「スッカンボ」と言う植物が群生していた。
しかも、その芽、葉先にはカモシカが齧った跡が有る。


 斜面を一旦下って、それから再び山頂へと帰ります。
「ほらフリークライムと同じに三点支持だぞ」と教える。
急斜面での移動は手先、足先の四カ所の内、三カ所を固定して残りの一か所で移動するのが原則。


 山頂の平原では「カタクリ」のお花畑が迎えてくれました。
娘が友達に「父にフリークライミングを習いに行く」と言うと「エッおとーさんがフリークライミング?」
って驚かれたと言います。

 いい年をしてオートバイなんて乗りまわす事も知っていたのかな。
いえ遊芸百般、免許皆伝のスベルべは本当の沢登り「フリークライミング」だってやっていましたよ(笑)。

                    (続く)
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