畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「安納芋」「玉乙女」はこれにて打ち止め~

2014-10-18 13:11:50 | 野菜

 妻がパートで三日間いない間、マックスとせっせと山の畑でさつま芋掘り。
最後の安納芋を掘りました。もう少し数が付いていても良いのだけれども、ま、標準的な株です。 


 スベルべが「安納芋」を作っても、あの屋久島のように丸い姿には中々ならない。
こんな風に、スマートな体系は作り手のスベルべに似たのかなー(笑)。


 特にスマートな株も有りました。
左の細長い「安納芋」は一瞬別の品種かと疑ったほどです。


 でも、全体的にマーマーの出来具合。
「トーちゃん、まー良かったんじゃない」と相変わらず呑気なマックスです。


 次に、これまた最後の「玉乙女」を掘ります。
さつま芋の本場と言われる茨城では、「干し芋用」として知られています。

 でも、植え時期が遅かったためか、ホカの理由が有るのか丸くならないでスマートです。
これでは「ダイエット玉乙女」ですね(笑)。


 最後の「玉乙女」は量的には沢山あったけれども、どれもスマートでしたね。
この品種は沢山作りたいのだけれど、苗床で育てても中々苗の本数が取れない。

 でも、こうして600本植えた「安納芋」と200本余り植えた「玉乙女」の掘り起こしは終わりました。
「安納芋」が有名だけれど「玉乙女」も甘くて美味しく、こちらの味に軍配を上げる女性も多い。


 マックスが眺める方向にはまだ晩生の「寿」が500株ほど残っています。
あちこちから初雪、初冠雪の便りが聞こえて、少々気のもめるこの頃です。

 越後三山が雪で白くならないうちに無事に全てを掘り終えたいものです。
初雪が来るまで、スベルべ一家の多忙な畑仕事は続きます。
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「ミッキーマウス」の赤ちゃんたち

2014-10-17 21:09:16 | 自然

 さつま芋を掘り進めていたら、眼前を黒い物影が走った。
アレッ、マックスが身震いして何か飛ばしたのかと思ったけれど、すぐにネズミだったと気付いた。

 畝の中に大きな空洞が有り、なんだか少し暖かさを感じた。
アッ、やはりネズミの巣でした。中から赤裸状態の赤ちゃんが。


 毛が生えそろうどころか、目もまだ明かない生まれたばかりの赤ちゃんネズミ。
にっくき畑の敵と思わず、「ミッキーマウス」赤ちゃんだと思えば可愛いですね。


 でも、ほら、一丁前にヒゲだけは見えますよ。
赤ちゃんなのに生意気なのねー(笑)。


 ニュースで見た「パンダ」の赤ちゃんに似てなくも無いなー。


 マックスが気付かなくて幸い。
見つけたら、老犬とは言えど狩猟本能に火が付く事は明らかですから。


 合計6匹も出て来ました。
隣のまだ掘らないさつま芋の畝の中で赤ちゃんを心配して動き回る母ネズミの音もします。

 殺すにはしのびず、そっと母ネズミの音のするあたりに摘まんで運び、そっと下ろしました。
でも、寒さが厳しくなっていて、ホカホカの巣、ベッドから出た赤ちゃんの行く末も心配です。

 毎年、さつま芋を齧られるネズミの害に悔しい思いをしていました。
でも、今年はまだ一本も食べ後は見つかっていません。

 子供の頃、スベルべはネズミを鍬の先でつぶそうとした母に泣いて命乞いをしたと言う。
いや、かすかに自分の記憶にも残っています。

 「三つ子の魂百までも」スベルべの優しい心は変わりませんね。
いや、何ね優しいのは動物に対してであって、人間にはどうかは分かりませんから(笑)。
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「イチカラ畑」の新たな蕎麦畑を見る

2014-10-17 05:44:31 | 

 マックスと「ツルウメモドキ」を採って、また別の山に探しに行った。
話しには聞いていたのだけれども、探すともなく「イチカラ畑」の蕎麦畑に行き着いた。


 蕎麦は大きく伸び、刈り頃を迎えている。
10町歩を越えるほどになった管理する蕎麦畑の収穫が忙しくて手が回らないのだろう。


 マックスと一緒に蕎麦畑全体を見る。


 耕作放棄地と言う事になっているけれども、ある意思に基づいての事だと話しを聞いていた。
別の場所での、ハウス栽培の土壌として大切な表土を剥ぎ取って運び出してしまったのです。


 しっかりと、大粒の蕎麦の実。


 この辺り一帯は、畑の基盤は火山灰によって形成されたローム層と言う粘土層。
その上に、四千年を越える長い歳月が作り上げた、40センチほどの耕土が有るのです。

 大切な、貴重な表土を剥ぎ取ると、不毛の大地になってしまうのです。
こんな事は、その後の耕作を考えたら出来る事では無い。


 以前の写真を見ると、それでも緑に覆われて見えます。
農業委員会の名前がむなしく見えます。彼らの管理能力はそんなものでしょう。


 畑の位置を考えると、山のもっとも深奥な位置。
遠い所、不便なところを意識的に捨てて、平場のハウスに利用したのでしょう。


 ま、農水省の補助金事業なんてこんなものでしょう。
そして、私が考える「農業委員会」の仕事の内容も。
なんだか、むなしい気持ちにさせられ、軽トラで家路に着くスベルべとマックスでした。
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ツルウメモドキを再び採りそして飾る

2014-10-16 04:44:07 | 暮らし

 マックスと山に行き、再び「ツルウメモドキ」を採ります。
実は、畑の端、斜面の始まるところにも少しあるのです。


 外皮がめくれ、真っ赤な中身が顔を覗かせる実も有ります。


 「オーイ、マックス帰るぞー」と、手招きで呼び寄せる。 
 

 帰り道で気になる場所にマックスを連れて行きました。
思った通り、ウメモドキがビッシリと枝に絡みついている所へ到着し採ってきます。

 まだ外皮が青い、上物だけれど、いかんせんマックスを連れてでは限界が有り、これで諦めました。
もう一度、スベルべママと行き、木の上に登って採りたいものです。


 さて、これは吹き抜けの玄関ホールに昨年から飾ってある「ツルウメモドキ」です。
これを付け替えるためにスベルべママは四苦八苦。


 はい、これが今年の新作です。


 我が家の玄関をお入りになったらまず頭上をご覧くださいね。


 これが今年採ったばかりの「ツルウメモドキ」。


 こちらは、一年間飾られ、交換した古い「ツルウメモドキ」です。


 水分が抜けて表面は皺になっています。
この後、古い「ツルウメモドキ」は労をねぎらって山の藪へと返したのでした。
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マックス手伝いか?邪魔か?

2014-10-15 04:50:14 | 山菜

 一昨日、小雨の中でさつま芋を掘り、帰りに「ツルウメモドキ」を採った日の光景。
おやおや、マックスはこれからトーちゃんがさつま芋を掘る畝にへばりついちゃいましたよ。


 もう本当に「老人力」ならぬ、「老犬力」でどこで何をしようが勝手だって感じ。
物を植えた畝の上も平気で歩くし、若い時には考えられなかった行動を平気でしてしまう。


 しばらく、畑の周りや中を歩き回り、朝寝タイムになった様子。


 最近のマックスは『食欲の秋』を実感させる食べっぷり。
食事タイムも、昔だったら「待てっ」と指示すると座って我慢していたのに、
今は餌を器に入れる横から、顔を突っ込んで食べ始めちゃうですから。

 そのためか、痩せて肋骨が浮き出て見えるほどなのにお腹だけふっくらしています。
そんなスタイルで、よろよろよたよた歩くので「これ、マックスタヌキ」なんてからかっています。


 手伝いになんてならないけれども、何時もこうして傍にいるマックス。
でも、単純で辛い農作業の無聊を慰め、疲れを忘れさせてくれる存在なのかも知れません。
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