畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

温室用ビニールハウスが完成!

2016-03-29 04:40:50 | 

 我が家の窓から「農天市場」の畑を見ます。
温室、ビニールハウスがほぼ完成の姿ですよ。



 前の写真は一昨日で、これが完成した昨日の姿。
整理整頓が悪くて、しまった材料を探すのに一苦労「オーイ、カーちゃん何処だったっけー?」。



 なんて言いながらも、材料の追加購入は無くしたスチールパイプの金具を6個だけ。
ま、順調で最後はスベルべママが探し出してくれたネットで全体を覆ってようやく完成したのでした。



 気温、地温はまだ上がらないから急ぐ必要も無い。
でも、次は伝熱マットを搬入して、少しずつ種蒔きを始める事にしましょう。



 これは実は昨年の3月31日にハウスを建てた際の写真。
まだ、周りには1メートルを越える雪が残っていましたから、今年は圧倒的に雪が少なかったのです。



 畑の冬眠開けも早いですね。
ついでにこちらの冬眠も終わりです。

 小型耕運機のコマメを引き出す際に邪魔になり表に出した「ロシナンテ」ことホンダスティード。
昨年はヘルメットと、タンクの前に見える黄色のグローブを新調しています。

 春が早いと時間にも、気持ちにも余裕が有ります。
今度は革ジャンパーを引っ張り出して試運転と行きましょうか。


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春の宵に酒を酌み交わす

2016-03-28 05:31:37 | 食べ物

 食べ始めてからのシャッターで汚れていてゴメンナサイ。
「ウルイのワサビマヨネーズ和え」。ウルイは出荷の際に切り落とした根に近い部分。



 春を待ちわびて伸び出した「アサツキ」を頂いた。
単純シンプルに生味噌で頂こうでは有りませんか。



 取っておきの「ホヤの塩辛」です。
正月用にネットで取り寄せて有りました。



 「トウ菜の胡桃和え」です。
スベルべママママが拾っていたものを、頂き味見です。



 そして、これこれ「春ニシン」ですよ。
実は半身を食べてから写真を忘れていた事に気付いた。

 頭の陰にちょっぴり姿を見せるのは「紅鮭」です。
北海道は札幌のスベルべママの姉夫婦が「安くて美味しかったから送ったよ」なんて。

 時々こうして北海道の海の幸を送って下さる。
海の幸が大好きなスベルべにとっては神様の様な存在の御夫婦かな。



 夕飯時にパソコンをテーブルに上げ、「スカイプ」でお礼を兼ねて会話しながら酌み交わしたお酒。
先日、朝日酒造の「サンドコンサート」に行った際に求めて来たもの。

 日が長くなり、食堂からは日の沈みかけた風景が見られるようになりました。
もう始まりましたが、これからは農作業が急ピッチです。

 こんな風にゆっくりと酌み交わしながらの夕食も出来無くなるでしょう。
こうして春の宵はパソコン「スカイプ」で会話をしながらの4人での食事になったのでした。
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「芋床」作りで農作業開始!

2016-03-27 05:35:16 | 

 友人から頂いて来た古畳を使って「芋床」を作りました。
今年初めての本格的な農作業です。



 完成し、芋床の床になる土を整地し「踏み込み温床」作りのスタート。
ここから何層にもなる材料を積み重ねて踏み込みます。



 となりの無残な姿をさらしているのは昨年の「芋床」
今の畳はワラ床でも、ナイロン繊維を使っていたりで中々腐りません。



 で、今年の隣は一昨年の「芋床」。
と言うことは今年の場所は先一昨年の「芋床」を整理した場所なのです。



 中に踏み込む材料は「切り藁」「籾殻」「コヌカ」「落ち葉」です。
これを繰り返す事10回以上で、畳の淵から3~40センチの厚みにします。



 これなど、こだわりの材料の最たるもので昨秋集めていた落ち葉です。
そして、4種類の材料を繰り返して入れ、踏み込んでは散水する。



 今年は「コヌカ」の上に発酵促進剤として「固形鶏糞」を入れてみました。
この他にも「切り藁」の上には顆粒状の「稲藁発酵促進剤」も撒いています。

 スベルべママは一泊でお出かけで、一人で黙々と作業を進め足かけ三日で完成。
順調に発酵が進むと間も無く最高70℃くらいまで温度は上がりそして下がり始める。

 下がって30℃程で安定するようになったら成功ですね。
最上部には土を薄く入れ、最後は「籾殻」を入れていますが、これから棒状温度計で毎日計測です。
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連載60『身近でも人気の浅草岳』

2016-03-26 12:23:41 | 登山

 (田子倉ダムは雲海の下)


 (紅葉の山頂を望む)


 (昼食は楽しい) 


 (マックスの前の犬チロも同行)


 (田部井淳子さんが冬期登攀訓練したのはここか)

  身近でも人気の「浅草岳」

 無雪期ならば、比較的容易に登ることが出来る親しみやすい山として人気のある「浅草岳」には何回も登った。
娘の友達を何人も連れて、登った事も、今年死んでしまった犬の「マックス」が生後十か月の時に連れて登った事や、
妻の母、義母の七十七歳のお祝いに連れて登ったことなど、色々な事が思い出される。

 好奇心旺盛な義母も腰がやや曲がり始めた頃では有ったが、
日ごろの農作業で鍛えた身体は身軽で何の苦労も感じさせぬ登山だった。
腰の曲がり方から、実年齢よりも年上に思われたのだったかも知れない。

 「お元気ですねー」と何人にも声を掛けられた。あまりにも大勢の登山者に言われ続けて、
義母も応対に飽きてしまったのかも知れない。
大きくな荷物を背負い、喘ぎ喘ぎ登る登山者に同じ言葉を掛けられた義母は、
「こっけんがん、ゼンマイ採りに比べたらどって事はねーて」なんて煙に巻いた。
驚愕の表情を見せた、その大きな荷物の大男は次の言葉を飲んだかのように登り始めたのだった。

 さて、お話したように何人もの娘の友達も連れて登った事も有った。山にリスクゼロなどと言うことは絶対に無い。
もしも、などと考えたら他人の子供など連れて山登りなんて出来たものではない。
私は、そんな非難や事故のリスクよりも、低山と言えるような「浅草岳」でも、
豊富に見られる高山植物群や、眼下に見える「田子倉ダム」方向の風景を見せたい気持ちが勝ってしまったのだった。

 「浅草岳」のコースの中では難コースと思われる、只見線「田子倉」駅からのコースも、
山仲間に誘われて秋の好天の日に登った。
紅葉の海を歩くような感覚と、かの「田部井淳子」さんが、冬期登攀訓練で登ったと言われる、
「鬼ヶ面」の北壁を見ながら登った登山も私の一生の貴重な経験となっている。

 さて、登山に誘い始めた頃の義母の年齢に近づき思うことは、
今でもあの頃の義母のように「越後駒ケ岳」に登られるだろうかとふと思う。

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雪国の春の山に登って見ると(その4終わり)

2016-03-26 04:14:40 | 風景

 畑に別れを告げ、ザクザクと表面が凍った雪の上を歩いて帰途に着く。(凍み渡りと言います)
天気が良いと杉花粉が飛び散るので、花粉症の人は大変ですが。



 杉林から杉林へと続く足跡。
うーん、ダレの足跡かなー、タヌキでは無いし、キツネでも無い。やはりカモシカかな。



 これだとはっきりと分かる足跡です。
通称、野ウサギの「越後野ウサギ」の足跡ですが、力強く雪を踏みしめていますね。



 坂の中間部から北方を望みます。杉林のこちら側の少し平らな場所にご注目。
両側が沢になっていて排水が良く、人が棲むには最適な場所に見えませんか。

 そう、あそこは縄文時代の土器などが多く出土しているのです。
この山は旧石器時代の石器さえ見つかっています。旧石器時代から弥生時代まで連綿と続く歴史です。



 もう少しで下り道にかかります。
雪の表面は溶け始めて、少し柔らかくなってきたけれどまだ靴も沈まない。

 こうして、のんびりと散歩を楽しんでいられるのも残りわずか。
もうすぐ雪が完全に消えて畑が出て来るでしょう。忙しいシーズンが始まります。

                (終わり)
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