畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

ま、ごはん

2018-10-14 04:41:23 | 食べ物

 

 先週の週刊文春の「新・家の履歴書」はイタリアンのシェフ「片岡護」さんの家にまつわる話。

その話の中で、孫が出来てその離乳食のために、レシピ本を上梓されたと言う話があった。

 他にも欲しい、読みたい本があり例によってネットでボタンをポチっと。

翌日には届いたのだったけれど、その本の名前は、何と洒落た「ま・ごはん」です。

 

  その離乳食メニューを考えられたと言うお孫さんはなんと双子ちゃん。

我が家の内孫も生後半年を越え、そろそろ離乳食と言う段階。ぼちぼち始めていますから興味があります。

 

  イタリアンの先駆けとも言われる「片岡護」さんは、レストラン「アルポルト」のオーナーシェフ。

離乳食からイタリアン?なんて心配も彼の履歴を見聞すると、和にも造詣が深く心配はありません。

 

  何とも素敵な惹句です。

「一生使える離乳食&幼児食メニュー」で内容を少し見ると、延ばし方の違いなどで大人の食べ物にもなるものも。

 

 あれが嫌い、これが嫌いなんて言わせるのは、料理の腕のためかも知れません。

可愛い孫たちが、こんな笑顔で食事を待っていてくれるなんて作り甲斐も有るってものじゃないですか。

 結構食にこだわる我が家ですから、外孫も娘の料理が大好きで離乳食からモリモリ。

母乳で始まって、離乳食になり健康そのもの。しっかりとした体つきに育っていて楽しみです。

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イチゴを植える

2018-10-13 04:48:39 | 

 長女の子供、いわゆる外孫だがイチゴが大好き。

それならば、じーさんが作ってやろうとばかりに、イチゴ畑をルバーブの隣に作った。

 

 堆肥と鶏糞を入れて10日以上も前に丹念に耕した畑です。

イチゴの苗は根が肥料焼けしやすいとのことで、時間を掛けていたのでした。

 

 均した平畝に植え、クラウンと呼ばれる頭頂部が成長し膨らんだらそこを切り開く方法もある。

しかし、買って来た苗は大きく、そんなのんびりとした方法も取れず、マルチカッターで穴を開けて植えることに。

 

 イチゴを植えようと思った時から、ホームセンターで苗は見当を付けていました。

でも、28株分の植穴を同じ種類で埋めることが出来ず、この「とちおとめ」と「越後姫」を植えます。

 

 無事に植え終わりました。来春には甘い実を着けてくれることでしょう。

そして、次からはランナーから苗を自作したら、いくらでも増やすことが出来るはず。

 実は今までも2回ほど挑戦し、美味しいイチゴを作っていました。

ところが、ランナーで増やすどころか草取りさえままならず、結局絶やしてしまっていました。

 来年以降は、いや今年もでしたが我が家の畑関係は大きな見直しを必要としている。

スベルべママの手が孫の子守に割かれたのでは、到底広い畑を維持することは不可能。目下の悩みの種です。

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禁断のキノコ「スギヒラタケ」

2018-10-12 05:04:15 | 山菜

 暇なんてあるはずも無い秋だけれど、さつま芋掘りを先延ばしにして山に入った。

天気予報が終日雨と言う事もあったけれど、降りそうで降らなかったことも山に入った理由の一つ。

 ここは50数年以上も前に大規模な地滑りで埋まった所です。

その後鉄道防雪林と言う事で杉を植林したのでしょうが、下草刈りもしないので鬱蒼としてジャングル状態。

 

 杉の枯れ葉で下はモクモクと弾力のある足ざわり。

枯れた杉の木に禁断のキノコ「スギヒラタケ」が出ています。

 

 昔は、平気で食用にしたものでしたが脳症との相性が悪く悪化して死に至ることも有ると禁止された。

豪傑もいるもので「誰も採らなくなったからいくらでも採れる」なんてうそぶく者もいる。

 炒め物にしたり、汁の実にしたりして普通に食べていたものです。

ま、脳症とは思わないけれど、おつむの弱いスベルべもあえて食べなくてもよいかな。

 

 小さなリンドウの花を見つけました。

今の時期に咲くと言う事は、「蔓リンドウ」かな。だとすると間も無く真っ赤な実を着けます。

 

 思いがけず「サルナシ」を見つけました。

よほどの深山幽谷でなかったら無いかと思っていましたが、この山で三か所目の自生地の発見です。

 

 大きさが分かるように軍手の左手と比べます。

「サルナシ」としては大粒ので、直径が2センチほどもありますが、まだ熟さず酸っぱい味でした。

 

 汗ばみながら、出ようと思った方向に藪を漕いでいたら懐かしい生き物「サワガニ」に遭遇。

下の湿地帯からは10メートル以上もある斜面でしたが、どうして登って来たのでしょうか。

 サワガニとしては大きな方で甲羅の径が3センチほども有りました。

実は薮に入り始めてすぐに「赤マムシ」とも遭遇。嫌いな方もいるからカメラに収めないで良かったのかな。

 実は、キノコ探しも主目的では有るけれど、山芋の蔓のチェックも目的の一つ。

そろそろ山芋も気になり、ホームセンターで唐鍬を探したけれども無かった。

 夕方、従弟に用があり出かけた際に小出の金物屋さんに寄ってみた。

唐鍬が一本だけあったけれども、サイズが大きい。ご主人に聞くとカタログを取り出してくれたので注文しましたよ。

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「アケビ釜」の季節(その2終わり)

2018-10-11 04:16:18 | 山菜

 

 肉味噌を詰め、木綿糸で縛ったアケビをオリーブオイルで焼き上げます。

左右と言うか、上下と言うかとにかく両側に焦げ目を付けたら、蓋をして蒸し焼きに。

 

  焼き上がったらフライパンから取り出し、木綿糸を取り除いて完成。

そのまま、パクリと食べても良いのですが、この後行儀よく切り分けて食べました。

 その写真は撮らないでしまったけれど、断面も美味しそうな色合いでしたよ。

味噌は何回かに分け、よく混ぜ合わせましたが途中で味見なんてしません。でも、その味はスベルべママも合格点。

 

  その他の秋の味として、大根葉の煮物。

例の、ダイコンサルハムシの食害に遭っていない、間引きの芯の部分だけです。

 

  この食用菊も秋を代表する味ですね。

まだ、採れ続けている「つるむらさき」を色合いと栄養を考え併せてお浸しに。

 

 これもこの秋初めての「間引き大根の即席漬け」です。

間引いた大根の皮を引き、二つ割にして醤油と味醂を合わせた漬け汁に入れて2、3時間で完成。

 娘夫婦が美味しく食べられるか心配した「アケビ釜」でしたが、ま、大好評。

なお、この「アケビ釜」と言う洒落た名前は「ミケさん」から教えて頂きました。

           (終わり)

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「アケビ釜」の季節(その1)

2018-10-10 04:17:31 | 山菜

 畑仕事のついでに、山際の薮を覗くとアケビが色づいていた。

アケビはカラスを始めに、野鳥たちも待っている秋の味覚でもあります。

 

  この口を開けたアケビのように、表皮の奇麗なものでアケビ釜を作りましょう。

収穫したのは午前中で、午後、買い物に出かける娘にひき肉を注文しました。

 

  そして、夕方。アマンダレ探しでヘロヘロに疲れ果て、一瞬作る約束を忘れるほど。

「台所が空いたよ」の娘の声に我に返り、玉ネギニンジンを刻み始めます。

 後は栽培キノコのシメジと、ひき肉を入れ入念に炒める。

味付けは味噌のみ。根気よく時間をかけて炒めた「肉味噌」をアケビに詰めます。

 

  炒めてもアケビの口が開き、肉味噌がこぼれないように木綿糸で縛る。

肉味噌は玉ネギ1個が主体だったけれど、料が多く出来上がりいくつものアケビに詰められました。

 

  今回使った焼きアブラはオリーブオイルです。

「オリーブオイルは焦げ付きやすいよ」とのスベルべママの助言で、何回もひっくり返しながら焼きます。

            (続く)

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