畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「アマンダレ」を探しに山へ

2018-10-09 04:36:26 | 山菜

 キノコ「アマンダレ」が気になり、沢に分け入った。

「アマンダレ」はこの辺りでの呼び方で、「ナラタケ」を指す呼び方です。

 春はゼンマイや、独活の出る沢ですが今は一面の薮。

例年だと、こんな急な沢には斜面から落ちた大木があり、「アマンダレ」が出るのですが。

 

  沢の下部は湿り、葦が生え茂っている。

そこをかき分けながら進むと、沢の下部にとりつく。真上に見えるまっすぐに立つのは「独活」の成れの果て。

 

  明らかに獣道(けものみち)と思われる痕跡です。

この沢一帯にはカモシカたちが住んでいるから、きっとその通り道なのでしょう。

 

 先日からこんな本を読んでいるので、「獣道」が特に気になったのでした。

この本の著者「千松」さんは、罠猟専門で、「くくり罠」と言う仕掛けで、イノシシやシカを捕まえるのです。

 狩猟免許は3種類あり、罠猟、銃砲、空気銃で、罠量も鳥類を捉える網猟とくくり罠に分けられているらしい。

狩猟はけっして野蛮な行為とは思えないスベルべも、自分で挑戦したいとは思わないが、興味はあります。


 さて、肝心の「ナラタケ」ですが、見つけるには見つけたけれど、遅すぎましたね。

「ナラタケ」は、早生、中晩成、晩生が有るとも言われ、遅くまで出ます。また時間を見つけて探してみましょう。

 結局、昨日の午後の探索は徒労に終わってしまいました。

久しぶりの山歩きは、障害物競走のような感じで滅茶苦茶疲れました。

 帰宅し、汗で汚れた下着を換え、くつろいでいると「トーちゃん空いたよ」と娘。

そうだ、夕食に「アケビ釜」を作るなんて、約束していたっけ。そのお話は次回に。

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連載173「テキサスから届いた手紙」(その3終わり)

2018-10-08 12:44:41 | 暮らし

         (銀山湖の夏祭りにて) 

 

            テキサスから届いた手紙(その3終わり)

 今のように簡単にツイッターやフェイスブックなどと言う通信手段があったら、

お付合いももっと変わった形になっていたことでしょう。


 いや、「スカイプ」なんて通信手段があったら、パソコンで双方の家庭を繋いで、

たどたどしく会話を交わしていたかも知れません。


 蛇足ながら、娘はフォートワースでは歓待を受け、

ダラスを訪れてオズワルドがケネディー大統領を狙撃したと言われる「シックスフロアー」や、

テキサス州議会を見学に行き、州知事だか議会議長の立派な椅子に座った写真などが残っている。


 ともあれ、こんな田舎でアメリカのテキサス娘が2週間近くも我が家に滞在したことは、

夫婦で参加した、歓迎パーティー、送別会などともに、家族の一生の思い出になっている。

ティファニーのほかにも顔なじみになったあちらの顔ぶれも多く、

土産のテキサス風皮ベルトをして行くと男子生徒から冷やかしの言葉さえ掛けられたものだった。

           (終わり)

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無農薬を気取ってみたら(その4終わり)

2018-10-08 04:44:27 | 野菜

 

  紫色の水菜です。

何回かに分けて蒔いたけれど、最初に蒔いたのはほぼ全滅。後半はご覧の通り。

 

  自分では猛暑の天候のために育てられず、購入した白菜です。

これも虫にやられていますが、見ると「アキアカネ」がとまっています。害虫を食べる益虫ですね。

 

  そして、アマガエルです。

我が家の畑はカエルのえさ場としては最高らしくて、腹を大きく膨らませていますよ。

 

  そして、最後の手段として微生物農薬を購入してきました。

大きなホームセンターで、見覚え、聞き覚えのある猛毒の農薬の中に、一袋だけあって買って来たのです。

 

 この微生物農薬は別名「BT剤」です。

他の農薬は野菜の収穫前に何日かの余裕期間を持たせるように指示されていますが、これは収穫前日でもOK。

 そして、使っても有機栽培を名乗っても良い事になっている農薬です。

バチルス チューリゲンシスの頭文字を使って「BT剤」と呼びますが、青虫には効くようです。

 元々、養蚕が盛んな時代に蚕が病気になって死んでしまう事が有り、調べた病原菌がこれだったのだとか。

そのためか、養蚕用の桑を栽培しているところでは絶対使わないようにと注意書きがあります。

「農薬」は一切ダメと言うならばお勧めしませんが、この微生物農薬は如何でしょうか。

農薬は一切ダメと言う方も、試してみる価値は有ると思うのですが。効果のほどは後ほど報告しましょう。

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無農薬を気取ってみたら(その3遅く蒔くと)

2018-10-07 04:23:36 | 野菜

 

 無農薬でも播種の時期さえ的確だったら野菜は虫の害には遭わなくなる。

と、言うのが経験で覚えたことですが、畑の面積が広いと、一度に蒔く訳にも行かず虫の害に。

 これは、この地で伝統的に食べられている「野沢菜」ですが、少し遅めに蒔いています。

そのために虫の害は少ないけれど、真ん中に見える株のように根切り虫の被害に遭う事も。

 

  ニンジンの作付け予定地が猛暑、水不足で種蒔きが出来なかったところを8月末から9月初めに蒔いた。

その場所は虫の被害で、ほぼ全滅状態になっています。

 でも、蒔き続けけて、柿の木の下の畑に蒔いたのは9月10日過ぎでここは虫の害がほとんどありません。

遅めに蒔いたら害虫の被害に遭わない事は分かっていても、沢山の野菜種を蒔くためにそうも行かない実情です。

 

  あまり沢山の種類の種を蒔いたので、芽生えたばかりは種類が分からない事も。

これはサラダ蕪かなー。もう少し大きくなったら種類もはっきりしてくるでしょう。

 

  これは「赤リアスからし菜」ですね。

これもほぼ無傷で順調に伸び始めています。

 

  「レッドマスタード」です。

同じ種類を収穫時期をずらすために、何回にも分けて蒔いていて、これは4回目かな。

 こんな風に、全く農薬を使わなくても、播き時期さえ適切だったら虫の害には遭いません。

小規模、自家用野菜だけだったらそれでも良いのだが、出荷時期をずらすために早蒔きもしてしまうのです。

           (続く)

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連載173「テキサスから届いた手紙」(その2)

2018-10-06 15:45:36 | 暮らし

      (空軍基地の見学のようで、説明役か軍人さんが一人は言っています。)


       テキサスから届いた手紙(その2)

 当時お付合いのあった中学校の英語教師に解読、翻訳の手伝いをお願いしたけれど、

その語学力をもっても意味が分からなかった。

今思うに、あの「トランプ」氏だってスペルを間違えこともあるとか。

あるのですねー、日本語の誤記のようなことが。


さて、そこで一計を案じた私は、次の手紙で「ぜひ日本にお越しください」と招待状のような返信をした。

内心、あちらの家族が我が家に来たら、次は我が家でテキサスのフォートワースを訪れる。

そんな虫の良い考えも持っての礼状だった。


 その後も、積雪のデータなどを同封してさり気無いお誘いを続けたのだったが、

最後には「今は行く予定も立てられないし、将来も行く予定はありません」ときっぱりと断られてしまい、

私の淡いテキサス行きの夢は霧消してしまった。


 間も無く私が関連会社に出向したことも有り、多忙さを理由に次第に疎遠となってしまった。

最後は、MRロジャースからの手紙に返事を出さずじまいになり、心に負い目を未だに持っている。

               (続く)

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